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東芝製タブレットに搭載、紙のような書き心地で紙よりも便利?

東芝のTruNoteは本当に紙のノートを超えたか

2015年02月28日 12時00分更新

文● 八尋/ASCII.jp編集部

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ビジネスに役立つ標準搭載アプリ「Tru シリーズ」

 dynabook Tab S90は、「Tru シリーズ」というアプリを標準搭載している。ノートアプリ「TruNote」カメラアプリ「TruCapture」、ボイスレコーダーの代わりに使える「TruRecorder」を用意する。これらの機能により、どう使い勝手が向上するかを紹介しよう。

書き込んだ後に色やフォントが変えられる「TruNote」

 TruNoteは、デジタイザーを使用して文章を書き込めるノートアプリ。ペンの種類は、万年質/鉛筆/ボールペン/マーカー/サインペンをラインアップ。色の選択や透明度、太さの設定が可能。ここまでは、普通のノートアプリにも搭載されているが、TruNoteの使い勝手の良さは、文章を書き込んだ後の編集能力にある。

 会社の会議中などにメモを取る際、いちいち重要な部分の色やフォントを変えながら書いていると、会議の内容が先に進んでメモが遅れてしまう。TruNoteでは、メモを取った後から色やフォントが編集できる。文字認識機能を備えているので、必要な部分を選択して変換・コピーすればそのままメールやWordなどに貼り付けられる。

書き込んだ文章を選択

「線のスタイル」を選択すれば、色や太さ、フォントの種類が後から変更できる

「変換してコピー」を選択すると、「オフィス形式」/画像形式/テキスト形式に変換でき、そのままWordやPowerPoint、メールなどに貼り付けることが可能

 大量のデータの中から必要なデータを探し出す時などに、文字認識機能を利用して検索が可能。手書きで検索したい文字を入力すれば、その文字が含まれているデータが検出できる。

手書きで検索したいデータに含まれる文字を検索すれば、その文字がかかれたデータだけを検出する

ノートのテンプレートが作成できる

 TruNoteには、ノートのテンプレートが何点か用意されている。資料作成時など文章をまとめなくてはいけない時に便利だ。さらに私がオススメしたいのは、ノートのテンプレートを自分で作成できる点だ。自分で用途に沿って作成したテンプレートをコピーしておけば、何度でも使用できる。個人的に、曲ごとに使うコードを書き込むためにコード表の枠だけ作っておき、そこにコードを書き込んで使用してみた。紙のノートだとコード表の枠を曲ごとに何度も書かなくてはいけなかったが、この手法を使ってみたところ、かなり速度や効率が上がった。

ノートのテンプレートが何点か用意されている。資料などを綺麗にまとめたい時などに活用できる

個人的に、曲ごとに使用するコードを書き込むために、コード表の枠だけ作ってみた。枠を1つ書いてコピペすれば1分程度でコード表が完成する。

紙のノートで作る場合は、枠もいちいち書かなくてはいけないので、非常に便利だ

 また、ロック画面でデジタイザーの消しゴムツールボタンを押したままタップすると、メモ書きができる画面が表示される。会議などで急にメモが必要になった時などに役に立つだろう。

(次ページ「話者を識別できるレコーダーアプリ『TruRecorder』」へ続く)

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