【13:30】カメラシンクも逃走経路も本気!
手強い犯人・ヤヒロは淡路町にいた
もう一人の犯人、ヤヒロはどこに逃げていたのだろうか。地方出身で東京の土地勘に弱いヤヒロは、まず水道橋方面に出たあと、一旦神保町に戻るように移動し、そのまま神田方面に逃走していた。
ヤヒロ曰く、「カリーさんが自分のカメラシンクをそんなに真剣に見ている感じではなかったので、刑事側はきっとオオタを追っていると思った。だから、御茶ノ水方面に向かったオオタと合流しないように逃げようとした」とのことで、なかなかするどい男だ。
一定のペースで歩かないようにしたり、立ち止まってみたり、同じところをぐるぐる回ったりと、結構真剣に逃げていたようである。大通りを避け、裏道を慎重に逃げ、カメラシンクの時間はあえて微妙なところを写すなど、結構本気だった。
【14:20】カリーさんは足手まとい、オオタは買収に必死
孤軍奮闘を強いられる刑事・コジマ
オオタを捕まえてテンションの上がったカリーさんは、ヤヒロとカメラシンクする際に手書きシンクで挑発。それにヤヒロも応戦するという非常にバカバカしいやり取りが行われ、必死で探しているコジマをよそに小学生のような応酬を展開していた。いい年こいて、やっぱりやることは幼い。
もう一人の刑事・コジマは、シンク機能で神保町のオススメカレー屋の話を延々と紹介してくるカリーさんを無視したり、空腹であることを目ざとく察したオオタが買収しようとするのを無視したりと、味方も敵も足を引っ張ってくるという展開に悩まされていた。
【14:40】御茶ノ水方面に逃走するヤヒロを
コジマはじりじりと追いつめる
コジマの狙いは、やはり15時の食事タイム。相手は15分動けないのだから、大チャンスであることは間違いない。しかし、位置シンクはあと1度しか使えないため、可能な限りヤヒロに近づいておく必要がある。
ヤヒロは裏道を抜けながら、ひっそりと御茶ノ水の方に逃げていた。だが、カメラシンクはその場の風景を鮮明に写してくれる。刑事側の二人はカレー愛好家のため、カレー屋の多い御茶ノ水~神保町エリアの裏道に詳しかった。そのため、土地勘のないヤヒロをじりじりと追いつめていたのだ。
【15:00】コジマ、線路沿いで最後の位置シンク!
ヤヒロ逮捕なるか?
そうこうしているうちに、時刻は15時。いよいよ食事タイムである。
刑事に見つからないようにとっさに隠れたヤヒロだったが、うっかり線路が見える場所に逃げ込んでしまったため、カリーさんは「線路沿いにいる!」と絶叫。おそらく水道橋駅~御茶ノ水駅のあたりではないかと読んだ。それを聞き、神保町の方に向かっていたコジマは猛ダッシュ。
このチャンスを逃したら、ヤヒロを逮捕することは相当困難になる。鬼ごっこ終了の16時まで、それほど時間もない……。意を決して、コジマは位置シンクを使うことにした。もし50メートル以内にヤヒロがいれば、逮捕。鬼ごっこは終了となる。はたして、その結果は!?
淡路町から御茶ノ水に向かったヤヒロと、少し外れてしまったコジマ
ヤヒロは入り組んだ道を縫うように逃げたり、わざと立ち止まったりしたため、ぐにゃぐにゃとしたルートに。一方コジマは御茶ノ水付近でかなり近づけたものの、北に向かったヤヒロに対して西に行ってしまった。これが命運を分けることに……?
(次ページでは、「はたして鬼ごっこの結末は!?」)