富士通は2月25日、環境省ら主催の「第18回環境コミュニケーション大賞」にて、富士通グループの「富士通グループ環境報告書2014」が、「環境報告書部門 優良賞」を受賞したと発表した。
「環境コミュニケーション大賞」は優れた環境報告書などを表彰することにより、事業者の環境コミュニケーションへの取り組みを促進するとともに、その質の向上を図ることを目的とする表彰制度。富士通グループ環境報告書2014は、富士通の事業を通じた環境課題解決の姿勢や、課題解決の道筋を示した3ヵ年の中期行動計画「第7期富士通グループ環境行動計画」における実績の定量的かつ分かりやすい報告、継続した環境ダイアログによる外部コミュニケーションなどが評価されたものという。
なお、富士通グループ環境報告書2014では、深刻化する地球環境課題に対しICTがどのように貢献できるか、富士通グループの環境経営の方向性を説明し、「気象・水」、「農業」、「エネルギー」の3つの分野での貢献事例を紹介している。
ここでは、2013年度実績を報告している。これによると、ICTの提供によるユーザー・社会の温室効果ガス(GHG)排出量を、1087万トン削減。そして、事業所における温室効果ガス(GHG)排出量は、前年度比6.6万トン削減している。さらに、ICT製品の資源効率においては、製品の小型化・軽量化の推進により新製品の資源効率を21.3%向上しているという。


