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14年広告費、ネット広告が初の1兆円超え…電通調査

2015年02月25日 02時46分更新

記事提供:通販通信

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ロゴ (株)電通が24日発表した「2014年 日本の広告費」よると、総広告費が6年ぶりに6兆円を上回り、インターネット広告が初めて1兆円を超えたことがわかった。

 同調査は日本の総広告費、媒体別・業種別広告費を推定したもので、14年の国内総広告費は、前年比102.9%の6兆1522億円となり、3年連続で前年を上回った。14年の総広告費は、消費増税前の駆け込み需要やソチ五輪で伸長後、増税後の駆け込み需要の反動があったが、サッカーのブラジルW杯などで緩やかに成長を続けた。

 媒体別の広告費では、「新聞」が同98.2%の6057億円、「雑誌」が同100.0%の2500億円、「ラジオ」が同102.3%の1272億円、「テレビ(地上波放送+衛星放送)」が同102.8%の1兆9564億円となった。「インターネット」は、スマホ・動画広告などを利用した広告が伸び、同112.1%の1兆519億円となった。屋外広告・交通広告・DMなどの「プロモーションメディア」は、同100.8%の2兆1610億円となった。

 業種別の広告費では、全21業種中14業種が前年を上回った。通販に関連する業種では、通販系女性用ラインナップ化粧品などが増加した。健康食品、通信教育、ファッションなどは広告費が減少した。媒体別の業種別広告費は、新聞広告で通販の「健康食品」と「飲料・嗜好品」(健康飲料)の出稿が増加した。衛星メディアでは、年間を通して総合通販、健康食品、美容関連、飲料などが好調だった。DMは、特に地方でカタログ販売や通販などでの需要が高まった。

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