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本気で遊ぶから身になる?熱闘の模様を今年もレポート

10年目の「セキュリティいろはかるた大会」は今年も大熱戦

2015年02月25日 07時00分更新

文● 谷崎朋子 編集●大谷イビサ

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練習の成果を見よ!いざ札取り合戦開始!

 講演のあと、いよいよかるた大会が開催された。参加者からは「仕事そっちのけで毎日練習した」「去年の参加者に聞いて楽しみにしてきた」「熱戦と聞いたので怪我しないように頑張る」などの声が上がり、会場は徐々にヒートアップしていった。

 参加するのは日立ソリューションズと取引先企業の混成チームで、3名1組で10チームになった。対戦は相手を入れ替えながら4戦行なわれ、もっとも多くポイントを獲得したチームが勝者となる。

 どのチームもかなりの意気込みで挑んでいることは、すぐに分かった。前傾姿勢で札を見つめ、読み上げられた瞬間、すばやく札の列を走査し、勢いよく手を伸ばす。あまりに真剣すぎて誰も声を出さないのを見かねて、「元気を出していきましょう」と審判から声がかかるほどだった。

真剣すぎて固い面々

 真剣になる理由は、もう1つあった。それは、ベテランの読み手がお手つきを「偽札」を読み上げるからだ。あまりに巧みに入れ込んでくるため、前半はうっかり札に手を出す参加者も何人かいた。

参加者を翻弄する読み手のプロ

 そんな緊張感は、スペシャルゲストが登場してから少し緩んだ。日立ソリューションズがスポンサーするヤクルトスワローズの公式マスコットキャラ「つば九郎」と、日立ソリューションズのマスコットキャラクター「ソリュートくん」だ。

新橋の居酒屋で焼き鳥食べていそうな、風格漂うつば九郎(左)と、対比のせいで余計に可愛く見えるソリュートくん(右)

 ソリュートくんを「寝癖がひどい」といじり、会場を笑いに包んだつば九郎からは、参加者へ「血が出るまで取り合え」と激励が飛んだ。

激励に会場のテンションもうなぎ上り

 それからしばらく大会を視察するつば九郎。背後から覗きこんで参加者を驚かせたり、札をとる身振りをしたり、いたずらしたり、なかなか楽しそうだ。

興味津々に覗きこむつば九郎

不審な動きを始める

ペットボトルの水を仕込んでいた!

札も人も宙に舞う?! 激アツな後半戦

 気合をもらった後半戦は、すごかった。取られたら取り返す、浮きそうな勢いで前に飛び出るなど、体ごと札に向かって突入する参加者。仲間や相手の善戦を讃えながら、笑い声も絶えない楽しい大会となった。

ためらわないのが勝利の秘訣!

相手の陣地へ果敢に飛び込んで札ゲット!

華麗に舞う片足立ち戦法!

 終了後に集計したところ、なんと全勝したチームが3チームいることが判明。最後はカードを引いて順位を決定した。

  • 優勝:「ハーローカルタ同好会」チーム(上田ハーロー)
  • 2位:「ABC-HISOL」チーム(エービーシー商会)
  • 3位:「ちはやプルプル2.0」チーム(第一生命情報システム)

くじ運も強さの証

優勝したハーローカルタ同好会「いつになく真剣になってしまった。仕事もこれくらい真剣にやれと社長に言われそうだ(笑)」

 他参加者からも、「軽い気持ちで参加し、熱量に飲み込まれながらも楽しめた」「集中力に影響するので、これからは仕事中も正座の練習をして来年に挑みたい」などの声が上がった。来年の開催を期待し、すでに特訓に入ったチームもいるかもしれない。

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