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T教授の「戦略的衝動買い」 第321回

スマホをかざすだけで写真を確認! NFC搭載SDHCカードを衝動買い!

2015年02月25日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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ケースによっては外さなければならない場合も!

読み取りエラーが起きたら、リーダーの位置との適合かカバーなどを見直す

読み取りエラーが起きたら、リーダーの位置との適合かカバーなどを見直す

ヘビーデューティー系のカバーなどを装着してると、まれに読めないこともあるので注意

ヘビーデューティー系のカバーなどを装着してると、まれに読めないこともあるので注意

 かざす位置が不適当であれば、読み取りエラーとなるので、位置をずらして再度読み取りを行なえばまず間違いなく成功する。

 ただし、スマホにケースを装着している場合は注意が必要だ。バンパー系は大丈夫のようだが、スマホの本体背面を保護するためにタフ系の特殊なケースなどを装着している場合、読み取りエラーを起こすことが多い。カバーを替えるとか外すなどの対応が必要な場合もあるかもしれない。

こんなイメージで最大16枚までのサムネイルがスマホの画面に表示される

こんなイメージで最大16枚までのサムネイルがスマホの画面に表示される

SDHCカード内の撮影画像日や使用サイズ、未使用サイズなども表示される

SDHCカード内の撮影画像日や使用サイズ、未使用サイズなども表示される

 スマホ画面に表示されるのはサムネイル(16枚分)のほか、アプリ画面のページを切り替えることで、撮影日や写真、動画のサイズ、現在のストレージ使用量、空き容量なども知ることができる。

スマホからNFC経由でSDHCカードに固有のデバイス名を書き込むことができる

スマホからNFC経由でSDHCカードに固有のデバイス名を書き込むことができる

普通にスマホを手に持って文字入力をする。入力後、みえるSDHCカードに書き込まれる

普通にスマホを手に持って文字入力をする。入力後、みえるSDHCカードに書き込まれる

以降はみえるSDHCカードの名称が中央に表示される

以降はみえるSDHCカードの名称が中央に表示される

残量などを表示する画面にも中央にみえるSDHCカードの固有名が表示される

残量などを表示する画面にも中央にみえるSDHCカードの固有名が表示される

順番に3枚のみえるSDHCカードを読んだ結果はこのように表示される

順番に3枚のみえるSDHCカードを読んだ結果はこのように表示される

 複数のみえるSDHCカードを同時に使用している時など、カードの区別のためにスマホ画面上からユニークな名前を書き込むことができる。筆者はこの機会に日常よく使う3台のデジカメで使用するSDメモリーカードをすべて、みえるSDカードに変更した。

 一度、スマホ側で読み込んだみえるSDHCカードのサムネイルは次回更新されるまでスマホ内部のストレージに保存される。いつでもどのカメラのSDHCカードにどのような撮影写真が保存されているのか分かるので、便利なことが多い。

表示する写真の選択はアプリまかせ

各デジカメ用に専用のみえるSDHCカードを用意すれば、区別して写真管理ができる

各デジカメ用に専用のみえるSDHCカードを用意すれば、区別して写真管理ができる

 残念ながらスマホ側で表示されるサムネイルはあくまで最大16枚となる。複数日にまたがる撮影写真が収納されたサムネイル表示に関しては規定のピックアップアルゴリズムが適用される。

 まず最初は“撮影した最新の1枚”。そしてデジカメ側で保護された(削除禁止に設定した)写真を日時の新しいものから最大15枚まで表示する。そして最後は、撮影枚数の多い日から順に、その日に撮影した最初の1枚が表示される。

 以上の優先順位アルゴリズムを適用しても、上限の16枚に達しない場合は、“撮影した最新の1枚”以前の写真を日時の新しいものから16枚に達するまで表示するということになる。これらのアルゴリズムは変更不可だ。

価格は高めだが、将来が楽しみな製品

同じ32GBの容量でも、価格は機能によって異なって当たり前。右端のみえるSDHCカードは価格差を超えて満足できるか否かは個人差があるだろう

同じ32GBの容量でも、価格は機能によって異なって当たり前。右端のみえるSDHCカードは価格差を超えて満足できるか否かは個人差があるだろう

 すでに何らかのSDメモリーカードを利用している多くのデジカメ+スマホユーザーが躊躇するのは、みえるSDHCカードの販売価格だろう。

 32GBの Class 10 SDHCカードであれば、すでにその価格は1800円前後から最高でも5000円前後で売られているので、みえるSDHCカードの実売価格である6990円(発売時)は、約1.4~3.8倍高いという計算になる。

 この価格差を納得できる使い道が見つかるかどうかだろう。筆者は今のところなんとか満足している。

 NFCのパフォーマンスの限界もあるだろうが、アプリのバージョンアップで、サムネイルだけではなく、スマホ画面フルサイズの写真イメージが表示できえば、スマホ化の遅れているシニア層にも、今やPCと縁の薄い若い層にも普及は加速すると思うのだが。

■関連サイト

T教授

今回の衝動買い

アイテム:NFC 搭載 SDHC UHS-Iカード Class 10

価格:ヨドバシ・ドット・コムにて6990円(32GB)で購入


T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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