ユーザーコミュニティ「kintone Café」活動レポート 第1回
AWSとも連携?「kintone Café 東京 Vol.2」セッションレポート
コミュニティ立ち上がりの瞬間、7人のkintoneマンが語ったこと
2015年02月23日 06時00分更新
「道外からの問い合わせに、Skypeで対応している」(ラジカルブリッジ斎藤)
1回目のkintone Caféを札幌で開催した“最北端のkintoneエバンジェリスト”のラジカルブリッジ斎藤栄氏は「今日だけはkintone Caféの創始者ですと言わせてください!」と自身を紹介。kintoneで管理された商品情報を更新することで、Yahoo!のコマースサイトをアップデートするデモも披露した。初回訪問・試作無料のリーズナブルなプランを作ったところ、訪問の難しい道外からの問い合わせも寄せられ、Skypeで対応しているとアピールした。また、MovableTypeとの連携プラグインも開発。今年もkintoneビジネスを拡大していくという。
「kintoneとAWSを組み合わせてハイスピードSIができる」(アールスリーインスティテュート金春)
昨年からサイボウズのパートナーとなったアールスリーインスティテュートの金春利幸氏。JAWS-UG大阪のコアメンバーでもある金春氏は、基幹システムまで任せられる強固でセキュアなAWSについてアピール。とにかく簡単にシステムが作れるkintoneをAWSと組み合わせることで、ハイスピードでシステム構築ができると説明。とある周辺業務のシステム構築ではAWS上で自社が組んだ基幹システムを改良するより、kintoneで構築して連携させたほうが安く済んだという。JAWS-UGでの豊富な経験とノウハウを持つ金春氏は、強力なコミュニティはベンダーに対しての“圧力団体”になると説明。立ち上がったばかりのkintone Caféの重要性と参加の意義をアピールした。
「kintoneとData Spiderは最強のシチズンデベロッパーツール」
エバンジェリストのLTを締めたのは、kintoneとの連携も可能な「Data Spider」を手がけるアプレッソの友松哲也氏。友松氏は、GUIでデータ連携できるData Spiderは使いやすさやカスタマイズ性などいろいろな部分でkintoneはよく似ており、親近感を持ったのがkintoneエバンジェリストになったきっかけと説明。また、現場の人間が必要なツールを自分で作っていく「シチズンデベロッパー」がITの世界を変えつつある昨今、kintoneとData Spiderを連携させれば、本当にプログラミングなしで必要な道具が作れるとアピールした。
前半のセッションに引き続き、後半はData Spider連携とkintoneプラグインの開発ハンズオンが行なわれた。会場に対して参加者が多かったこともあり、無線LANの利用が困難で、デモがことごとく失敗する事態に陥ったが、これこそ「コミュニティが立ち上がる瞬間」(金春氏)。失敗を重ねていくことで、よりスマートで魅力的な場に育っていくに違いない。
この連載の記事
-
第5回
デジタル
初心者・非ITでも気軽に参加できる「kintone Café 関東女子会」始動 -
第4回
デジタル
“創始者”にも未来はわからない?「kintone Café」3周年 -
第3回
デジタル
真夏の湘南でハッカソン! とある海の家の異色のストーリー -
第2回
クラウド
kintone×Bluemix対談、エバンジェリストがPaaSの可能性を語る! -
デジタル
ユーザーコミュニティ「kintone Café」活動レポート - この連載の一覧へ