日本ヒューレット・パッカードは2月19日、インクジェットデジタル輪転印刷機「HP Inkjet Web Press」向けの新たな高精細ノズルアーキテクチャ技術を発表した。米HPが米国で発表したリリースの日本語抄訳で、プリントヘッドのノズル数は現在の1万0560ノズルから2万1120ノズルへと倍増し、大量印刷におけるインクジェットの印刷品質と汎用性が向上するという。
また、各色は「デュアルドロップ・ウェイト技術」に対応し、鮮明な文字や微細な線、精密な肌の色合い、滑らかなグレーの発色や色彩のグラデーション、効果的なハイライトや細かな陰影を再現可能という。加えて、プリントヘッドのノズルは冗長化設計されているため、目詰まりなどノズルの不具合に対しても、信頼性の高い安定した印刷を保証する。
そのほか、高精細ノズルアーキテクチャ技術の採用により、高い品質の印刷を印刷品質を最速244m/分の印刷スピードで実現。デュアルドロップ・ウェイト技術に対応した高品質モード)の搭載により、最速122m/分で高品質なカラー印刷を可能にするという。