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プリンストンのデジギア道 第34回

単なる電源タップとあなどるなかれ

デジタルライフが快適に!プリンストンの有能タップ「UniTAP」を試す

2015年02月25日 11時00分更新

文● 花茂未来

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机の上やベッドサイドに置きたい「PPS-UTAP4」

 続いてはスマートフォンやタブレットを立てかけられるスタンド機能を備えたPPS-UTAP4を見ていく。本製品は2個口のコンセントと4個口のUSB給電ポートを備えた電源タップ。

 USBポートは合計4.8Aで、こちらも急速充電に対応している。雷サージ対応、過電流保護、過電圧保護、過温度保護、過負荷保護といった保護機能、180度稼働のスイング式プラグ、トラッキング防止の絶縁キャップ装着済みといった安全面の対策は、前述したPPS-UTAP6と同じくかなりしっかりとしている。本体カラーはブラックとホワイトを用意。

こちらも電源コンセントの極性が分かるようになっている。

 本体上部にはクリアパネルを貼っていて、インテリアとしての見栄えにも配慮している点がうかがえる。スタンド機能付きということで机上やテーブルの上に設置したい製品であり、無骨な電源タップを目の前に置くのは勘弁なので、デザイン性が優れているというのは重要なポイント。本体サイズは133mmの正方形で、高さは37mmとなっている。

 実際に使ってみると、見た目ではわからなかったのだが、スタンドの溝部分にはちゃんとクッション性と滑り止め効果のあるラバーが貼られていることに気づく。このおかげでスマホやタブレットをしっかりホールド。底面4隅にはゴム足も付いているため、本体は約440gと若干軽めながら、8インチタブレットを縦に立てかけてタッチ操作を行った程度ではぐらついたり、位置がズレたりといった事はなかった。

底面にはラバー製の足があり、滑り止めの役目を果たす。

 ただ、スタンド部の手前が死角になり、8インチタブレットやiPhone 6 PLUS程度の液晶サイズだと横置き時に画面の隅が見えなくなる。段差を付けて欲しいところではあるが、そうするとより大型のタブレットを設置できなくなる。iPhone 6 PLUSでも縦設置時は問題無く画面が見えるので、トータルで考えるとバランスのいい高さかもしれない。

 机の上がスッキリしたのも意外だった。というのも、タブレットというのは案外置き場所に困るもので、頻繁に使うためしまっておくのは不便すぎるし、かといって机の上に放り出していると結構ジャマなのである。しかし机上に「タブレットの置き場所」が存在していることで、使用後には無意識に立てかけているので、マウスが放置しているタブレットにぶつかってイラッとしたり、紙の資料を机上に広げるときどこかに逃がしたりといったストレスがなくなって、実のところ心もスッキリした。

 また、本製品は机の上だけじゃなく、ベッドサイドや枕元にも置きたくなってくる。なぜならベッドには電気スタンドなどの照明器具があるし、ボクの場合はノートPCも置いてある。さらにスマホやタブレットはほぼ確実に持ち込む。そこで困るのがやはり電源コンセントの確保だ。単にコンセント口が足りないだけでなく、コンセント→USB変換プラグが意外にデカくて干渉したり、そもそも変換プラグを居間で使ったまま忘れたりする。

写真は8インチタブレットの「LaVie Tab S」を立てかけたところ。本体の横幅がぴったりで、見栄えもいい。

 しかし本製品なら側面にUSB給電ポートが4個口あるので、変換プラグを用意する必要なし。枕元に引き寄せれば、うつ伏せに寝転んでスマホやタブレットで動画も視聴できる。視聴ポジションも、組んだ腕やクッションにあごを乗せた高さとバッチリで、就寝前の映画・動画鑑賞がはかどってしまい、さらに睡眠不足になりそうだ。

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