このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

13万円の高級ウォークマン「NW-ZX2」を隅々まで解説! 第3回

「ウォークマンは音が割れない」――NW-ZX2のソフト面の工夫を開発陣に聞く!

2015年02月21日 12時00分更新

文● 海上 忍、編集●ハシモト/ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

新しく登場したウォークマン用クレードルもスゴイ!

ウォークマン用クレードル「BCR-NWH10」

ウォークマン用クレードル「BCR-NWH10」

 今回の取材の対象外ではあるが、最後にNW-ZX2と同時に発売されたウォークマン用ハイレゾ出力対応クレードル「BCR-NWH10」についても触れておこう。

上部のアダプターを変えることで、あらゆるハイレゾウォークマンの装着が可能だ

側面のスリットは単なるデザインではなく、ヘッドホンケーブルを挿したまま使える構造だ

側面のスリットは単なるデザインではなく、ヘッドホンケーブルを挿したまま使える構造だ

本体背面。デジタルアウトとPC用出力を選ぶスイッチがある

本体背面。デジタルアウトとPC用出力を選ぶスイッチがある

外装にはNW-ZX2とおなじアルミフレームを採用する

外装にはNW-ZX2とおなじアルミフレームを採用する

 この製品は、給電機能を備えたクレードルであるが、ウォークマンの再生データをUSB DACなどへデジタル出力できることがポイント。つまりデジタルトランスポートとしての機能を備えているため、DLNA再生も可能なZX2と組み合わせれば強力な「ハイレゾ対応ネットワークプレーヤー」となりうるのだ。

ウォークマン用ハイレゾ出力対応クレードル「BCR-NWH10」を使い、オーディオテクニカ「AT-PHA100」に出力したところ。入力信号がハイレゾであることを示す緑色のLEDが点灯していることがわかるはず

ウォークマン用ハイレゾ出力対応クレードル「BCR-NWH10」を使い、オーディオテクニカ「AT-PHA100」に出力したところ。入力信号がハイレゾであることを示す緑色のLEDが点灯していることがわかるはず

 時間の都合で突っ込んだ質問はできなかったが、開発陣によれば「検証はしていないが他社製品とも接続できるものがあるはず」とのことで、拝借して自宅のオーディオテクニカのヘッドフォンアンプ「AT-PHA100」(実売5万7000円前後)に接続してみたところ……あっさりとハイレゾ再生できてしまった。

 ハイレゾオーディオ出力用USB変換ケーブル(WMC-NWH10)では、接続相手が必要とするUSB電流が100mA以下のものにしか接続できなかったが、ハイレゾ出力対応クレードルでは500mAまでのものも接続できるようになったため、接続できる製品が増えているはず、とのことだ。

 出力するデータは“素”の状態で、DSEE HXなどウォークマン側の音響処理は適用されないが、これでバッテリーを気にせず自宅でZX2を楽しめる。1万5000円前後という実売価格もあり、ZX2ユーザにはマストアイテムとなることだろう。

■Amazon.co.jpで購入

■関連サイト

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中