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消費者庁、ダイエットサプリに措置命令…ラジオ単独で初

2015年02月18日 03時14分更新

記事提供:通販通信

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商品 サプリメントを摂取するだけで痩身効果が得られるとラジオで広告宣伝していたとして、消費者庁は17日、(株)ライフサポート(本社:大阪市西区、西山幹夫社長)に景品表示法の基づく措置命令を出した。ラジオCM単独での措置命令は、消費者庁で初となる。

 同社は2013年4月15日から12月6日まで、ラジオ放送の広告でダイエットを訴求したサプリメント「キャルッツ1000」について「余分なカロリーが余分な脂肪になる前にすっきりほとんどなかった事にして、1か月でマイナス10キロ以上を達成」「食べ過ぎたと思ったその場で飲んで、お茶碗およそ3杯分のご飯の炭水化物をカット」「白インゲンマメから抽出された大注目のダイエット成分、ファベノールフォースが、ご飯やパンなどに含まれる炭水化物を、なんと4粒で、1000キロカロリーもカット」などと放送していた。

 消費者庁は景表法に基づき、同社に対して合理的な根拠を示す資料の提出を求めたが、同社から提出された資料は合理的な根拠を示すものと認められず、優良誤認に該当するとした。消費庁は、同商品が景表法に違反していることの周知徹底、再発防止策、同様の表示をしないことなどの措置命令を出した。

 多くのラジオ放送局で同社の広告が放送されていたため、消費者庁は17日、(一社)日本民間放送連盟にラジオ広告の適正化を要請した。消費者庁によると、ラジオやテレビを含めた複合メディアでの措置命令は過去にあったが、ラジオ単独での措置命令は消費者庁で初となる。

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