シャープ新世代ケータイ、日フォン「AQUOS K SHF31」を知れ! 第3回
今こそ2台持ち! 日フォン「AQUOS K」はスマホ/タブレットの最良パートナー
2015年02月26日 11時00分更新
まさかの10キー静電式!
ケータイ操作にイノベーション!?
今回、日フォン「AQUOS K」をレビューのために長く使っていて一番好印象だったのが、操作性。10キーを静電式にした「タッチクルーザーEX」のデキは素晴らしく、これまでのケータイにはなかった操作性を実現している。ウェブブラウジングの際には、まるでタッチパネルのような操作感でスクロールできる。
10キーを撫でるだけでぐりぐり動く気持ちよさは他のケータイでは味わえない。筆者が求める「速い」という要素を、まずは操作性で満たしている。日フォン「AQUOS K」を使ったあとに私物のケータイに戻ると、思わず10キーを指の腹でなぞってしまったほどだ。
これまでケータイを使っていた人も、10キーをポチポチ打って文字入力するというスタイルはそのままなので使いやすい。これがちょっと前のケータイだと、女子高生のような10キー連打にケータイ側の動作が追いつかず、文字が遅れて入力されるということもあったが、日フォン「AQUOS K」はこういった処理も「速い」ので、ハードプッシュにも耐えられる仕上がりになっている。
前の経験を活かして、細部をブラッシュアップ
さて、これまでのケータイの最大の弱点は、なんといってもネットが遅いということ。従来のケータイにもBluetoothテザリングはあったが、速度は推して知るべし……。通信手段がなくなったときの最後の最後の手段というレベルだった(テスト以外では一度も使っていない)。
しかし、日フォン「AQUOS K」はオールウェイズ4G LTEであり、メールだろうがウェブブラウジングだろうが、ほとんどストレスなく見ることができる。もちろんPCサイトや動画サイトも見られるので、まさにケータイの皮をかぶったスマホといえる。
ケータイ型スマホといえば、シャープは以前タッチパネルの折りたたみスマホをリリースしていた。スマホなのに折りたたみ式というコンセプトで、ケータイからスマホへ移行する人たちをターゲットにした端末だ。しかし、ディスプレイが消費電力の多いタッチパネルで、バッテリー容量は同年代のモデルと比べて圧倒的に少ない820mAhだった。
しかし、日フォン「AQUOS K」は「以前の経験を活かした」と発表会で言っていたように、電力消費量の多いタッチパネルをあえて採用せず、バッテリーは1410mAhに容量アップ。CPUは1.2GHz動作のクアッドコアを採用しているものの、通常使用でケータイと同じくらいの駆動時間を実現している。
今回の日フォン「AQUOS K」レビューでは、バッテリーの持ちを観察するために3日ほど放置してみたが、1/3程度しか減っていなかった。ウェブブラウジングをすればもうちょっと減りは早いかと思われるが、ここで2台持ちのメリットが現れる。通話は日フォン「AQUOS K」、ネットまわりはスマホかタブレットとわけておけば、双方のバッテリー消費量が減らせて、より長く両方とも使えるのだ。
また、仕事でケータイを使う場合、電話口で住所や電話番号を言われたりすることがあるが、そんなときはスマホでメモればいいのである。これがスマホ1台だと、なかなか面倒だ。逆に、スマホやタブレットなどをいじっていて電話に気がつかないこともあるかもしれない。そんな状況を解決してくれるアプリが最初から用意されているのも、日フォン「AQUOS K」のポイント。
「PASSNOW」というアプリがプレインストールされているのだが、これは日フォン「AQUOS K」にかかってきた着信やメールの通知をタブレットに転送してくれるもの。日フォン「AQUOS K」で撮影した写真も転送できるし、タブレット側でテザリングのオン/オフも可能。まさに、2台持ちしてくれと言わんばかりのアプリだ。実用性が高いことは間違いないだろう。
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