このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

エレコムの全部入り無線LANルーター3製品

感度ビンビン!で高速化した最新Wi-Fiギガルーターを触った

2015年02月24日 11時00分更新

文● 二瓶 朗 編集●村山剛史/ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

コンパクトタイプの無線LANルーターも新型がお目見え。上位機種は11ac対応だ!

性能はガチだが、接続はカンタン

 それでは実際にフラグシップモデル WRC-1750GHBK2-Iの接続設定を試してみよう。標準的なPC(Windows 8.1搭載PC)、光学ドライブを搭載していないMacBook Air、そしてAndroidスマホからの接続設定を解説しよう。

▼かんたんCDを使った設定

 光学ドライブを搭載する、一般的なWindows PCでは、付属する「かんたんCD」を使って、わずか数クリックで初期設定が完了する。

(1)かんたんCDを挿入して「かんたんセットアップツール」を起動

(2)ルーターの状態を確認

(3)接続の方法を確認。ここでは「無線アダプタ」を選択した

(4)接続設定が自動的に開始される

(5)しばらく待てば設定は完了。とてもカンタン


▼手動設定

 光学ドライブを搭載しないPCでも、設定は簡単だ。ここではMacBook Airを例に初期設定を実行する。

(1)「システム環境設定」画面を開く

(2)ネットワーク名から該当するSSIDを選択する。SSIDは付属する「設定情報シート」に記載されている

(3)パスワードを入力。これも設定情報シートに記載されているものを参照する。これで無線通信が可能になる。カンタン


▼スマホ設定

 スマホやタブレットで設定するには、専用アプリ「QR link」を使用する。ここではAndroidスマホを使って設定してみた。

(1)専用アプリ「QR link」を起動。アプリはGoogle Play、またはApp Storeから無償でダウンロードできる

(2)付属する「設定情報シート」のQRコードを読み込む

(3)SSIDが表示されるので、「次へ進む」をタップする

(4)設定が完了する。これもカンタン

 このように、いずれの方法でも設定は簡単に完了し、すぐに使い始められるのが大きな特徴といえるだろう。設定が面倒だから……と新しいルーターの導入をためらう必要はまったくないのだ!

使い出しカンタン、性能抜群、機能満載、感度良好
迷う必要がない鉄板の無線LANルーター

 まとめといこう。据え置き型はフラグシップ、スタンダード、エントリーとわかりやすい3モデル。性能の差はほぼ最大転送速度に集約され、機能は概ね共通。初期設定はこれ以上ないほど簡略化されている。つまり、住居の規模やデバイスの種類・台数に見合ったものを選べばいいので、機種選択でむやみに悩む必要がないわけだ。

 春の新生活に向けて、新しい無線LANルーター導入を検討している人も少なくないだろう。エレコムの新型は、あれこれ悩まずに済む“全部入り”製品として有力な選択肢といえるのでは。

ワンルームならコンパクトモデルも!

コンパクトな11ac対応無線LANルーター「WRC-733FEBK-A」。サイズは約幅107×奥行き72×高さ25mm

 マンションなどの集合住宅では、光回線を引いているとはいえ、VDSLの制限によって通信速度が100~200Mbpsで頭打ちになってしまう環境も少なくない。

 そういった通信環境で、ワンルーム~2部屋程度の住居規模、そして室内の無線LANアンテナ感度をそれほど重要視しないのであれば、11ac対応で最大転送速度433Mbpsの「WRC-733FEBK-A」のようなコンパクトモデルという選択肢もアリだろう。

 価格は、WRC-733FEBK-Aが8305円、WRC-300FEBK-Aが5529円。

コンパクトながら有線LANポートは4基搭載

据え置き型同様、5GHz帯と2.4GHz帯の使い分けが一目でわかる(写真では両方光らせている)

主なスペック

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ