性能はガチだが、接続はカンタン
それでは実際にフラグシップモデル WRC-1750GHBK2-Iの接続設定を試してみよう。標準的なPC(Windows 8.1搭載PC)、光学ドライブを搭載していないMacBook Air、そしてAndroidスマホからの接続設定を解説しよう。
▼かんたんCDを使った設定
光学ドライブを搭載する、一般的なWindows PCでは、付属する「かんたんCD」を使って、わずか数クリックで初期設定が完了する。
▼手動設定
光学ドライブを搭載しないPCでも、設定は簡単だ。ここではMacBook Airを例に初期設定を実行する。
▼スマホ設定
スマホやタブレットで設定するには、専用アプリ「QR link」を使用する。ここではAndroidスマホを使って設定してみた。
このように、いずれの方法でも設定は簡単に完了し、すぐに使い始められるのが大きな特徴といえるだろう。設定が面倒だから……と新しいルーターの導入をためらう必要はまったくないのだ!
使い出しカンタン、性能抜群、機能満載、感度良好
迷う必要がない鉄板の無線LANルーター
まとめといこう。据え置き型はフラグシップ、スタンダード、エントリーとわかりやすい3モデル。性能の差はほぼ最大転送速度に集約され、機能は概ね共通。初期設定はこれ以上ないほど簡略化されている。つまり、住居の規模やデバイスの種類・台数に見合ったものを選べばいいので、機種選択でむやみに悩む必要がないわけだ。
春の新生活に向けて、新しい無線LANルーター導入を検討している人も少なくないだろう。エレコムの新型は、あれこれ悩まずに済む“全部入り”製品として有力な選択肢といえるのでは。
ワンルームならコンパクトモデルも!
マンションなどの集合住宅では、光回線を引いているとはいえ、VDSLの制限によって通信速度が100~200Mbpsで頭打ちになってしまう環境も少なくない。
そういった通信環境で、ワンルーム~2部屋程度の住居規模、そして室内の無線LANアンテナ感度をそれほど重要視しないのであれば、11ac対応で最大転送速度433Mbpsの「WRC-733FEBK-A」のようなコンパクトモデルという選択肢もアリだろう。
価格は、WRC-733FEBK-Aが8305円、WRC-300FEBK-Aが5529円。