Androidベースのハイレゾオーディオ機「AR-M2」
米国Acoustic Researchの最新DAP「AR-M2」(国内販売はフロンティアファクトリー)は2015年春に13万8000円で発売予定。Androidを搭載した薄型の本体は一見するとスマートフォンのようだが、音楽再生に必要なアプリ(とカレンダーなど一部の実用アプリ)を除いては、インストールされていない。ハイレゾ対応再生に特化した携帯音楽プレーヤーだ。
DACチップはバーブラウンのPC1794A。FLACやALAC、WAVなどの再生に加えてDSDやDXDに対応する(DSD/DXDはPCM変換後の再生)。5型(720×1280ドット)の画面に64GBメモリーを内蔵。microSDカードスロットの利用もできる。IEEE 802.11b/g対応の無線LANを持つが、Bluetooth接続に関しては当初予定していたが、音質を確保できないという理由から見送られている。
操作方法に関しては、Androidとまったく同じで、音楽ファイルも「HDPlayer」というアプリから再生する。一方で選曲や音量調整は専用のハードキーで操作するなど音楽プレーヤー的な使い勝手だ。
また小型のUSB DAC「UA-1」も参考展示。こちらも春頃の発売を予定しており、価格は6万円台を想定している。
高音質機PAWGoldの弟分、録音も可能なPAW VE
「PAW VE」(国内販売はトップウイング)は圧倒的な情報量を持つ中国Infomediaのハイレゾプレーヤー「PAWGold」(関連記事)の兄弟的な位置付け。というよりもPAWGoldはハイレゾ録音/再生機能を持つPAW VEをベースに開発された製品なので、本国ではPAW VEのほうが先に販売されていた。
上部のマイクを見ればわかるように録音機能を持つ。音質的にはPAWGoldのほうが高く、価格もかなり低く抑えられるとのこと。