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ポタ研 2015 冬 第2回

薄型でカッコいい「AR-M2」など、ポタ研で見つけた新製品

2015年02月14日 20時22分更新

文● きゅう/ASCII.jp

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Androidベースのハイレゾオーディオ機「AR-M2」

 米国Acoustic Researchの最新DAP「AR-M2」(国内販売はフロンティアファクトリー)は2015年春に13万8000円で発売予定。Androidを搭載した薄型の本体は一見するとスマートフォンのようだが、音楽再生に必要なアプリ(とカレンダーなど一部の実用アプリ)を除いては、インストールされていない。ハイレゾ対応再生に特化した携帯音楽プレーヤーだ。

AR-M2とその概要。

薄型の本体で側面に選曲用のボタンを配置。microSDカードスロットも持つ。

底部には充電用のMicro-USB端子やヘッドフォン端子など、上部には音量調整用のダイヤルなど。

背面は比較的シックな印象。UIはAndroidそのものという感じ。

 DACチップはバーブラウンのPC1794A。FLACやALAC、WAVなどの再生に加えてDSDやDXDに対応する(DSD/DXDはPCM変換後の再生)。5型(720×1280ドット)の画面に64GBメモリーを内蔵。microSDカードスロットの利用もできる。IEEE 802.11b/g対応の無線LANを持つが、Bluetooth接続に関しては当初予定していたが、音質を確保できないという理由から見送られている。

 操作方法に関しては、Androidとまったく同じで、音楽ファイルも「HDPlayer」というアプリから再生する。一方で選曲や音量調整は専用のハードキーで操作するなど音楽プレーヤー的な使い勝手だ。

UA-1。パソコンと接続したデモが実施されていた。

 また小型のUSB DAC「UA-1」も参考展示。こちらも春頃の発売を予定しており、価格は6万円台を想定している。

高音質機PAWGoldの弟分、録音も可能なPAW VE

 「PAW VE」(国内販売はトップウイング)は圧倒的な情報量を持つ中国Infomediaのハイレゾプレーヤー「PAWGold」(関連記事)の兄弟的な位置付け。というよりもPAWGoldはハイレゾ録音/再生機能を持つPAW VEをベースに開発された製品なので、本国ではPAW VEのほうが先に販売されていた。

PAW VE。すでに国内販売を開始しているPAWGoldとよく似たインターフェースだ。PAWGoldは30万円近辺の高価なプレーヤーだが、ぐっと安くなる見込み。

録音に関係したインターフェースがある。

 上部のマイクを見ればわかるように録音機能を持つ。音質的にはPAWGoldのほうが高く、価格もかなり低く抑えられるとのこと。

トップウィングブースで展示されていたあらゆるアナログソースをバランス化してしまうアダプター。まだ試作レベルとのこと。

同じくソニーのNW-ZX2から出力したデジタル信号をiFi micro iDSDでアナログに変換して、バランス接続対応の「MDR-Z7」を駆動させてしまおうという試み。これまでPHA-3などとの組み合わせでしか利用できなかったMDR-Z7をiFiでも駆動できるというのはいいのだが……。

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