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アスキースマホ総研 第47回

さらに速く、使い放題のWiMAX 2+ テザリングとどっちがいい!?

2015年02月17日 11時00分更新

文● アスキースマホ総研

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WiMAX 2+はいいのはわかるけど
テザリングやMVNOという手と比べるとどうなんだろう

カリー ところで、モバイルのデータ通信って、WiMAX 2+のほかにもサービスがあるじゃないですか? あとはカリーも使っているテザリングとの比較も気になるところ。

ドロイド では、主要モバイルデータ通信サービスの比較表を作ったので見てみましょう。

  ドコモ「Xi」 ワイモバイル UQなど
「WiMAX 2+」
各社スマホテザリング
対応ネットワーク Xi(LTE)、FOMA(3G) SoftBank 4G/4G LTE、ULTRA SPEED(3G) WiMAX 2+、WiMAX、au 4G LTE(オプション) LTE、3Gなど
下り最大速度 150Mbps 165Mbps
(305ZT)
220Mbps
(W01/WX01)
150Mbpsなど
月額料金※1 6400円 3696円 3696円 6434円など
通信量 月5GBなど 月7GB※2 月7GBなど
備考 データ定額は選択可能、家族間での分け合いも可能 直近3日間で1GB以上の利用で速度制御の可能性あり 直近3日間で3GB以上の利用で速度制御の可能性あり 旧プランの場合

※1:月額料金は税抜で、いずれも2年契約が前提のプラン
※2:キャンペーンで現在は7GB超過時の追加料金は最大2年間無料

ドロイド まずはワイモバイルは、下り最大165Mbps対応のルーターが、WiMAX 2+と同じ月3696円(2年契約が前提)で使い放題という内容で展開しています。

下り最大165Mbps対応のワイモバイル「Pocket WiFi 305ZT」。今ならキャンペーンで、月7GBをオーバーした際の追加オプション料金が最大2年無料

スピーディー ただ使い放題と言っても、直近3日間で1GBで通信速度制御の可能性という注意書きがあるので、ヘビーに使う人には少々厳しいかと。

ドロイド 逆にドコモXiは直近3日間の通信量による速度制御の注意書きは、LTE通信ではなくなりました。ただ、ドコモは今からだと新プランで契約しないといけなくて、基本料として月1200円を支払い、そこにデータ定額をプラスする形。スマホと同じく家族間でのデータ定額の分け合いも可能なので、使い方次第でオトクにできるかも。もちろん3Gを含めたエリアの広さというメリットもあります。

カリー 一方、テザリングなら、スマホの料金がそのままですよね。

ドロイド 基本はそうですね。auと、ソフトバンクの旧プランはテザリングオプションとして月500円必要ですが、端末購入から2年間は無料です。

スピーディー スマホのテザリングであれば追加費用は原則かからないし、月7GBという通信量は結構大きい。ノートパソコンでたまに外出先でメールチェックや調べ物をするというレベルの人なら、テザリングで間に合うという人も多いはず。外出先でネット回線が必要という人も、まずはテザリングを試して、通信量やバッテリーの持ちが厳しいのなら、それから考えるといいよ。

画面の「My docomo」の例のように、各社のサポートサイトに接続すると、前月と今月の通信量が確認できる。まずはテザリングで通信量がどのくらいになるかを確認するといいだろう

カリー テザリングを使うとバッテリーが不安になるけど、画面が消えていれば意外と消費しませんしね。あとノートパソコンからも充電できますし。MVNOの格安SIMはどうなんですか?

スピーディー SIM単体なら、月3000円以下でLTE使い放題をうたうサービスもいくつか登場している。端末をどうするかという問題もあるけど。

格安SIMの中には月3000円以下でLTE使い放題をうたうSIMも多くなっている

ドロイド MVNOは事業者がキャリアから帯域単位で回線を購入して、同じサービスのユーザーで共有するモデルなので、電波の混みと関係なく、ユーザーが多い時間帯は通信速度が遅くなる。サービスごとに状況は違うので、ハッキリとしたことは言いにくいけれど、12時台や22時台などはどのサービスも速度は落ち込む傾向なので、スマホで使うならさほど不満は無くても、パソコン用の回線として考えると、ちょっと厳しい場面があるかもね。一方で空いている時間帯は空いている。

カリー うーん、関係がなかなか複雑だなあ。


(次ページでは、「まとめ&いつもの4コマ」)

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