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日本スチールケースがプライバシーを守るオフィス家具を発表

オフィス家具の老舗が手がけた「スタバのような集中スペース」

2015年02月12日 09時00分更新

文● 河内典子(@mucchio)

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日本スチールケースは、オフィス家具のトレンド「プライバシー空間」を作り出す新製品を発表した。「スターバックスの方が集中できる」というオフィスワーカーのために、プライバシーを提供する。

集中力を上げるプライバシー空間が求められている

 オフィス家具の営業や販売代理店サポート業務を行う日本スチールケースは新製品を発表した。日本スチールケースは、内田洋行やくろがね工作所、ワークプレイスソリューションズを販売代理店にして国内で展開している。本社は米国ミシガンにあり、創業100年を迎えた米国のオフィス家具メーカーだ。

 今回発表したのは、2つのプロダクトラインコンセプト。人の身体を「考える」チェア「Think」を10年ぶりにリニューアルした。

すわり心地を求めた微調整が簡単にできる。座る人の体重に合わせて背もたれの反力が自動的に調整される。2015年4月より販売開始予定

象徴的なバックフレームのカタチは一緒だが、リサイクル素材を増やし、張り地のバリエーションを63種類に増やした

 もう1つが職場のプライバシーを実現するオフィス家具「media:scape Lounge with Hood(フード付メディアスケープラウンジ)」だ。

 プレス向けに新製品の説明をしたスチールケースアジア・パシフィックインク デザインディレクターのマイケル・ヘルド氏は、次のように説明した。職場におけるウェルビーイング(心身の健康)が企業の収益性やワーカーの労働意欲に大きな影響が与えるので、先進的な企業では社員のウェルビーイングの向上に注目している。そのウェルビーイングを実現する重要な要素が、職場における「プライバシー」だ。 アメリカの西海岸などではコラボレーションを重視するあまり、オープンスペースで仕事をする会社が増え、仕事場にプライバシーがないことに対して、ストレスを抱えている人が増えていると警笛を鳴らす。

スチールケースメディアに横に穴がなぜあるかというと、閉じていて人がぼんと入ってくるとびっくりするが、開いていると、人の気配を目で見られて察知できる。中にいる人は他の人たちからじゃまされずにプライバシーが保てる

 昨今のオフィス家具業界のトレンドとして、「こもり空間」「プライバシー空間」が重要視されている。職場の「プライバシー」に重きを置きながら、オフィス作りをしていくと、集中力を発揮する「場」のパワーが生まれるという考えだ。

 アメリカの西海岸には執務エリアがなく、ラウンジで仕事をする会社もあり、コラボレーションやコミュニケーションが重要視されている。一方で、仕事に集中したいケースも増えているという。働き方の多様性が叫ばれ、9時から17時の成果物で評価され、働く人の集中力が生みだす効率が求められるという。

スタバの方が集中できるという人のために

 プレス向けに新製品の説明をしたスチールケースアジア・パシフィックインク デザインディレクターのマイケル・ヘルド氏は、「職場より、スターバックスの方が仕事に集中できるという人がいる。同僚と話すのが嫌なわけではないが、一人で集中して、効率を上げたいケースだ。media:scape Lounge with Hoodは、スターバックスのようにプライバシーが保てて、集中力が発揮できる「場」になる。また、このようなオフィス家具のトレンドは、今後さらに進んでいくのではないかと考えている」と語り、職場のプライバシーの重要性をアピールした。

職場のプライバシーの重要性を説明するヘルド氏

 さらに、ヘルド氏は、「集中力を上げるためのオフィス環境作りはグローバルトレンドになっているが、日本でも小さなスタートアップがオフィスで昼寝をする時間を作っていると聞いた。15分くらい目をつぶって活力を回復するのはいいことだ」と語り、国内ニーズへの自信を見せた。

 ヘルド氏は、自身がデザインしたmedia:scape Lounge with Hoodを「小さく、軽量で壁がなく、オープンコンパートメントなので、エアコンも必要ない。日本のオープンスペースなどにフィットすると考えられている。音が遮断される素材と形状で、中に座ると守られているような安心感を得られる」と説明する。

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