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復刻ばかりじゃないのがNAMMショー 2015

NAMMショー最大の目玉はコルグの真空管にローランド30年ぶりのシンセ!

2015年02月07日 12時00分更新

文● 四本淑三

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30年ぶりの新作シンセ、Roland「JD-Xi」

 そして、ローランドの皆さんの逆襲がついに始まったのだと思います。

 ローランド初のミニ鍵盤! そしてボコーダー内蔵! しかもグースネックマイク付き! 重さは約2.2kg!

 NAMMショーで発表された「JD-Xi」は、見た感じまさしく「一体どこのmicroKORGやねん!」というコンセプトの製品でした。発売は3月末ということですが、5万4000円で各楽器店は予約を受け付けています。価格も正面からぶつけてきた感じです。いや、これでいいんです。むしろ素晴らしい。

 これまでvolcaシリーズを通じて、コルグの皆さんもローランドの皆さんへのオマージュを送り続けてきました。これはそのオマージュ返しということなのでしょうか。だったら、どんどん倍にして返していけばいいと思います。強いライバルがいてなんぼの技術開発です。我々はそのおこぼれにより以前にも増して楽しめるわけですから。

 JD-Xiは、アナログとデジタルのサウンドエンジンを載せたハイブリッド構成で、その差を意識することなくエディットできるという操作系のようです。何よりローランドがアナログシンセを出すのはJX-10(Super JX)以来約30年ぶりです。ひとまず音がかっこいいのでお聴きください。

 37鍵のミニ鍵盤はベロシティー対応で、ドラム音源とシーケンサーも載せています。リアルタイムとステップ入力に対応し、シーケンサーはデジタルシンセが2パート、ドラムパートとアナログシンセパートが1パートづつ、計4パートという構成。

 グースネックのマイクはボコーダーとオートピッチに対応し、鍵盤を弾かずにこれらエレクトロボイスを演奏するオート・ノート機能が備わっているということです。また現代的なスペックとしてはUSB MIDIおよびUSB AUDIOインターフェースを搭載しており、「Axial」というダウンロードサイトから音色やパターンを追加できるとのこと。

 わたくし個人的には、JD-800を最後にローランドのシンセサイザーは買っていないのですが、これはちょっと欲しい。実に楽しみです。

 またローランドはJD-Xiと共通した意匠を持つ「JD-XA」という標準鍵盤のシンセサイザーも公開しています。これはモックアップモデルで、見た目で分かる以上の仕様は発表されていませんが、おそらく発売されれば同社のシンセとしてはハイエンドモデルになるのでしょう。こちらも楽しみです

(次ページでは、「ヤマハからは英語の発音ができる女性ボカロ」

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