最新端末を丸裸！　スマートフォン定点観測 第118回

Xperia、isai、AQUOS、冬最強スマホのスピードを測る！

文字入力で反撃開始！
AQUOS CRYSTAL Xが強い

　続いて文字入力のテスト。こちらも片手操作で3回勝負。入力する文章は以下のとおり。

「お世話になっております。ライターの小林です。明日の13時にASCII.jpの件、よろしくお願いいたします。」

　これをフリック入力で予測変換を使わず、全文入力してタイムを競う。結果は以下の通りとなった。

	Xperia Z3 Compact	isai VL	AQUOS CRYSTAL X
入力プログラム	POBox Plus	LG日本語キーボード Ver.2.3.2	iWnn IME - SH edition
最速タイム	43秒19	57秒21	41秒55
平均タイム	44秒89	1分9秒47	44秒11

　これはAQUOS CRYSTAL Xが強い。Xperia Z3 Compactよりも本体は大きいのだが、シャープ端末ならではのフレームレスデザインのため、幅がある感じがしない。

　さらに最初から片側にキーボードや変換候補が寄っているため、指がキーボード全体に届きやすく、快適に文字が入力できる。押し間違いが大変少ない。さらに文字の色が濃くハッキリとしている。これが地味に効果的と感じた。

Xperia Z3 Compact

isai VL

AQUOS CRYSTAL X

　2位は本体のサイズが有利に働いたXperia Z3 Compact。やはり端末がコンパクトだと片手操作がしやすい。ただし若干押し間違いが起きやすい。これは筆者が大画面のスマホに慣れて、窮屈に感じるせいもあるかもしれない（実際、AQUOSのほうが押しやすいように感じた）。

　3位は差をつけられてisai VL。本体と画面が大きく、幅もあり、キーボードを押した時に微妙な「ズレ」を感じた。フリックをしても目的の文字が入力されず、別の文字が入力されていることが多い印象。また英字はQWERTYキーボードで入力したので、フリック入力と比べると不利だったかもしれない。

起動時間勝負はisaiが勝つもほぼ互角

　起動時間のチェックでは、電源を落とし、電源ボタンの長押しからストップウォッチで計測開始。ロック画面が表示されるまでのタイムを競う。これも3回勝負だ。

	Xperia Z3 Compact	isai VL	AQUOS CRYSTAL X
最速タイム	23秒45	22秒39	23秒46
平均タイム	23秒61	22秒45	23秒71

　こちらはisai VLがリード。起動中に表示されるのは、isaiとAndroidのロゴが同時に。続いてauのロゴが短いアニメーションとともに登場。そしてロック画面。防水対応の機種だが、防水の注意表示が出なかったので「おや？」と思ったが、microUSB端子もキャップレスなので問題はないのだろう。

　続くのがXperia Z3 Compact。ソニーとXperiaのロゴに、ドコモとAndroidのロゴ、さらにXperiaの波打つイメージアニメーション、そして防水の注意が表示され、ロック画面となる。

　そしてXperiaとほぼ同じタイムでAQUOS CRYSTAL X。シャープとAndroidのロゴ、AQUOSのロゴ、ソフトバンクのロゴに、USIM確認中の表示、さらに一瞬白い画面が表示され、スタートの設定まで出現するが、すぐに消えてロック画面となる。なんだかいろいろ表示されているが、isai VLと1秒しか違わない。