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ヤフー決算、ECモール減収減益・スマホ検索広告が増加

2015年02月05日 02時08分更新

記事提供:通販通信

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 ヤフー(株)が4日発表した2015年3月期四半期決算(14年4月~12月)で、「ヤフオク!」「Yahoo!ショッピング」などECモール関連事業の売上高は、前年同期比5.2%減の758億円、営業利益は同13.4%減の437億円となった。同事業の売上は全体の24.4%を占めた。

 ECモール事業は、eコマース新戦略で出店料を無料化したことなどの影響で減収減益となったが、両ECモールの取扱高は前年同期比で増加した。「Yahoo!ショッピング」のストア数は、13年12月末と比較して20万ID以上増加し24.3万IDとなった。商品数も拡大。年末商品の販促活動も奏功した。「ヤフオク!」は月額ストア出店料を無料化したほか、テレビCMなどの販促活動を強化。スマホアプリの機能も改善した。Yahoo!プレミアム会員ID数は、サービス開始以来初となる1000万IDを突破した。
第3四半期期間(14年10月~12月)では、売上・営業利益ともに増加している。

 
 広告関連のマーケティングソリューション事業が全体の売上の70%を占め、同事業の売上高は同7.0%増の2201億円、営業利益は同5.5%増の1160億円と好調だった。「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)」の売上が拡大したほか、スマホでの検索サービス利用が大きく増加したことにより、検索連動型広告の売上が増加。事業全体では、売上高が同3.3%の3108億円、営業利益は同2.6%減の1447億9500万円、四半期利益は3.5%増の1009億600万円となった。ECモールの減収減益を、スマホでの検索サービスなどの広告事業がカバーした。

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