NTTソフトウェアとYellowfin Japanは2月3日、Amazon Web Services(AWS)上のクラウド型定額BIサービス「InfoCabina Yellowfin Cloud」を提供開始した。BIツール「Yellowfin」のほか、BIに必要なDWHやETLの機能もオールインワンで提供する。
Yellowfinは、世界70カ国に展開し、1万超の顧客数を持つWebベースのBIツール(関連記事)。昨年12月には日本法人(Yellowfin Japan)を設立している。
Yellowfinでは、昨年12月から、AWSマーケットプレイスを通じて無料版Yellowfinを提供している。ユーザーから好評を得る一方で、データ収集/加工/分析といったBI導入に必要な機能すべてを含めた提供や、サポートの充実を求める声も多く寄せられていた。そこで今回、両社は連携を強化し、AWSをプラットフォームとしたオールインワンのクラウド型BIサービスを提供する。
InfoCabina Yellowfin Cloudは、初期費用なし、月額従量制でスモールスタートができ、構築期間も1カ月からと短いのが特徴。利用途中でサーバースペックやデータ容量の変更も可能。また、DWH(「Amazon RDS」または「Amazon Redshift」)やETL(「DataSpider」)、保守サポートを提供するほか、データ連係、BI設計コンサル、ユーザー教育といった豊富なオプションプランも提供する。
月額利用料などは次のとおり。なお、別途AWSの各種リソース利用料も必要。
サービス名称 | 月額利用料 (税抜) |
備 考 |
---|---|---|
Amazon RDS用 モデル |
19万7000円から | Yellowfin 5ユーザーライセンス、 Amazon RDS(DWH)、DataSpider(ETL)、 保守サポートほか ※最低利用期間1カ月 |
Amazon Redshift用 モデル |
34万7000円から | Yellowfin 5ユーザーライセンス、 Amazon Redshift(DWH)、DataSpider(ETL)、 保守サポート、運用監視ほか ※最低利用期間6カ月 |
両社では、今後3年間で6億円の売上げを見込むとしている。
