お得な10.1型タブレット「MT-iCE1000WN-BG」
CPUはCeleron N2807で、フラッシュストレージは64GB
5万円台でキーボードとOfficeが付く10型タブ! マウス「MT-iCE1000WN-BG」
付属キーボードの使い勝手は良好
続いて、「MT-iCE1000WN-BG」に標準付属のBluetoothキーボードを見てみよう。キーピッチは約17.4mmで、10.1型向けのキーボードとしてはそこそこの大きさだ。ただしデスクトップ向けのフルサイズ(キーピッチ19mm)のキーボードを使っている人には、やや窮屈に感じるかもしれない。
またEnterキー周辺で一部のキーが小さいため、入力時に違和感を感じることもあるだろう。たとえば英数字はキーそのものの大きさが実測で13.5mmあったのに対し、「\」キーは9.2mm程度しかない。もっとも幅の小さなキーはそれほど頻繁に使うわけではないため、特に問題はないはずだ。キーの大きさについても、慣れれば違和感なく利用できる。 キーストロークは約1.5mmだ。このタイプのキーボードとしては、比較的深めで入力時の手応えがある。実際に使ってみると思っていたよりも底打ち感がなく、指への反動が少ないように感じた。サイズにさえ慣れれば、軽快にタイプできる。
付属キーボードはタブレットスタンドに
キーボードのカバー部分は、タブレットを立てかけるスタンドとしても利用できる。タブレットをセットすると、見た目はクラムシェル型ノートのようだ。タブレットとスタンドはマグネットで固定されるため、タッチ操作時にグラつくことはない。
ただし、折りたたんだカバーをスタンドとしてしっかり固定するには、机の上など平らな場所で利用する必要がありそうだ。試しに膝の上で使って入力してみようとしたところ、スタンドの足となる部分がグラついてしまい、本体を固定できなかった。
キーボードの下にペンを1本
一般的に、キーボードはゆるやかな傾斜があったほうが使いやすいとされている。手前側が低く、奥がやや高い状態が理想だ。だが「MT-iCE1000WN-BG」に付属のBluetoothキーボードはキーボードを水平に設置するため、やや使いづらさを感じた。
そこでキーボードの下にペンを1本入れて奥側をやや浮かせてみたところ、使い勝手はかなり改善された。タイプ時にややたわみが生じるものの、軽いタッチであればほとんど気にならないだろう。
全体的にキーボードの使用感は良好なのだが、ひとつだけ残念なことがある。それはキーボードをタブレットのカバーとして使えない点だ。キーボードの重量は実測で416g。本体重量は690gなので、合計すると1.1kgとなる。
本体を保護するカバーやケースを加えると、軽量タイプのモバイルノートとほぼ変わらなくなってしまう。持ち歩きの点でも不便だ。格安モデルなのである程度しかたのないことだが、今後の改良に期待したい。
Bluetoothキーボード+オフィス付きで激安
「MT-iCE1000WN-BG」はマウスコンピューターの直販サイトで、標準価格4万9800円(送料込み)で販売されている。税込みでは5万3784円となるが、BluetoothキーボードやOffice Home and Business 2013が付属することを考えれば激安だ。普通のタブレットを、この価格でゲットできるコストパフォーマンスの高さこそ、「MT-iCE1000WN-BG」最大の魅力だと言える。