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PCに超望遠デジカメ、スピーカー……今買うべき2万円台デジタル製品 第2回

50倍超のズームも! お買い得望遠コンデジ4機種はコレ!!

2015年02月03日 12時00分更新

文● 周防克弥

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高倍率ズーム機としての使い勝手は
オリンパスの「SP-100EE」が上々!

超高倍率ズームの使い勝手はオリンパスの「SP-100EE」がバランスがよかった

超高倍率ズームの使い勝手はオリンパスの「SP-100EE」がバランスがよかった

 サイバーショット以外は一眼レフスタイルを採用し、どれもEVFを搭載するが、顔を近づけても自動的に背面モニターからEVFに切り替わる機能はついてないので、手動で切り替える必要がある。

 リコーの「XG-1」と富士フイルムの「S9400W」のEVFは20万画素程度なので、あまり高精細とはいえないが、オリンパスの「SP-100EE」は92万画素とかなり高精細で実用性は高い。

 しかし手動でピントを合わせるわけではないので、精細さはあまり気にしないでもいいかもしれない。むしろ開口部の広さと見た時の大きさでは「SP-100EE」が1歩抜き出ている。特に眼鏡を使用している場合には「SP-100EE」以外のEVF撮影はあまりおすすめできない。

 望遠でのAF速度や手ブレ補正の精度、カメラ本体の使い勝手は「SP-100EE」が使いやすい点が多かった。AFの反応速度や正確さでは「SP-100EE」と「S9400W」がいい感じだが、EVFの見やすさで「SP-100EE」のほうが使い勝手はいい。

 画質は、好みにもよるが「SP-100EE」がシャープネス重視で、ディテールの再現性で「S9400W」に軍配が上がる。

 画質はソニーの「DSC-HX60V」がワンランク上といった印象。他の3機種とはちょっと違った立ち位置なのもあるだろうが、今回の4機種はすべて1/2.3型の裏面照射型CMOSセンサーを採用する。その中で「DSC-HX60V」だけが画素数が多く、むしろ画質的には不利(精細感以外の部分で)なはずだが、結果としては少ない画素数の機種よりも優っている面が多い。

 発売時期的にも大きな差はないので、センサーそのものの性能と内部処理への手の入れ方次第ということだろう。

 今回の高倍率ズーム機と同じような画角で撮ろうと思うと一眼レフやミラーレス機ではかなりの出費と極度の労働を強いられるようになる。それを考えれば画質面で若干劣るとしても実用的な範囲での撮影ができ、交換レンズを1本購入できる金額でもあるので望遠専用で入手してもいいだろう。

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