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PCに超望遠デジカメ、スピーカー……今買うべき2万円台デジタル製品 第2回

50倍超のズームも! お買い得望遠コンデジ4機種はコレ!!

2015年02月03日 12時00分更新

文● 周防克弥

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1248mm相当の望遠撮影ができる!
リコー「PENTAX XG-1」

リコー「PENTAX XG-1」。本体サイズは幅119×奥行き97.5×高さ89mm。重量はバッテリーとメディア込みで約567g

リコー「PENTAX XG-1」。本体サイズは幅119×奥行き97.5×高さ89mm。重量はバッテリーとメディア込みで約567g

 「XG-1」は2014年08月にリコーから発売されたモデルで、最安ベースなら2万2000円前後で購入できる。

 レンズは光学52倍、35mm判換算で約24~1248mm相当。撮像素子は1/2.3型の裏面照射型CMOSセンサー(約1600万画素)を搭載し、手ブレ補正はセンサーシフト方式を採用している。

背面モニターは3型(約46万画素)で、EVFは20万画素。 十字キー採用の一般的なインターフェースだ。動画撮影ボタンは大きくて押しやすいが、持ち方によっては不意に押してしまう位置にある

背面モニターは3型(約46万画素)で、EVFは20万画素。 十字キー採用の一般的なインターフェースだ。動画撮影ボタンは大きくて押しやすいが、持ち方によっては不意に押してしまう位置にある

左から、望遠側、広角側、電源オフ。レンズ鏡筒に焦点距離が書かれているのは思ったよりも便利だ

 通常モードの最短撮影距離は、広角側がレンズ前約60cm、望遠側が約3mだが、マクロモードでは広角側でレンズ前1cmまで寄ることが可能だ。

 魚眼や反射といったデジタルフィルター機能やHDRモード撮影機能は十分に備わっており、顔検出ではペット(動物)の顔も認識可能だ。

PENTAX XG-1の画質をチェック!

広角側の撮影サンプル

F2.8

F2.8

F3.2

F3.2

F4.0

F4.0

F5.6

F5.6

F7.4

F7.4

 シャープネスが高く解像感も高い。絞り開放から十分シャープで、F4.0では一番解像感が高くなる。それ以上絞るとシャープネスは低下していく。

望遠側の撮影サンプル

F5.6

F5.6

F6.4

F6.4

F7.3

F7.3

 望遠側では開放時はシャープネスが少し甘く、絞っていくほどシャープで解像感が高くなる。最小絞りといってもF7.3で、望遠側としては暗いほうではないので、できれば目一杯絞って使いたい。

感度別撮影サンプル

ISO 100

ISO 100

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ISO 800

ISO 800

ISO 1600

ISO 1600

ISO 3200

ISO 3200

 ノイズはISO 200でもう出はじめているが、目立つのはISO 800を越えてから。ISO 3200になるとノイズが多くなるが、ディテールは頑張っている。

遠い被写体を大きく撮る楽しみが簡単に味わえる。フィルター系の機能もあり、効果を変えて4枚を記録する「グリッドモード」も利用できる(右)

 手ブレ補正は結果としては効果的に効くのだが、望遠になればなるほど挙動が大きくなる傾向が見られる。慣れないうちはフレーミングの微妙な調整が難しいかもしれない。

次ページへ続く、「富士フイルム FinePix S9400W

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