最後に本体内蔵のSSD RAIDと、ドックのSATAに接続したSSD(Crucial「CT512M550SSD1」)の性能を「CrystalDiskMark」で測定する。テストは1000MB×5、ランダムデータを使用した。
今回ドックに入れたSSDが少々使い込んだ状態のものだったため、若干性能が落ちている感じではあるが、SATA SSDとしてはごく普通のパフォーマンスを発揮している。
ドックを経由してHM87チップセットのSATAに直結されるだけあって、しっかり性能は出せるようだ。もちろん内蔵SSDのRAIDの読み書き速度も申し分なし。写真編集用などに使用しても十分活躍してくれるだろう。
ハイエンドVGAが搭載できる
自作ユーザーも楽しめるノートPC
GS30 2M Shadowは薄型ノートのように使えながらも、同梱のドックにビデオカードを追加すればデスクトップ機と同等のパフォーマンスを得られることがわかっただろう。しかもPCI Express 3.0 x16で接続されるのでGPUの性能が制限されることもない。
合体した姿が若干不格好なことと、ファンノイズが大きいことなどに目をつむれば、持ち運び用ノートとゲーミングPCを2台持ちたくない人にとっては非常に役立つマシンになるはずだ。
GS30 2M Shadowでゲームをしようとすれば、プラスしてミドルレンジのビデオカードと液晶で最低でも4~5万円の追加予算が必要になってしまうが、ミドルレンジで不満が出てきたら、GTX980など上位カードへのグレードアップができる点は評価すべきだろう。