小型低価格PCの定番!
LIVAのWindows 8.1プリインストールモデル
Bay TrailアーキテクチャのCPUを搭載する低価格PCの中でも定番とも言える「LIVA」。マザーボードで有名なECSの製品で、当初はベアボーンキットとして発売されたが、今回紹介する「LIVA Windows 8.1 with Bing」はその名のとおりWindows 8.1 with Bingをプリインストールした完成品だ。
従来機はOSが付属していないだけの限りなく完成品にベアボーンキットだったが、本製品ではOSがプリインストールされ、箱から出して接続すればすぐ動作するようになった。
気になる価格は、ストレージが32GBのタイプで2万8000円程度、64GBタイプで3万円を少し切る程度となっている。
CPUはCeleron N2807を採用し、動作クロックは1.58GHz、バースト時で最大2.16GHzとなる。DDR3L 2GBのメモリーと、64GBもしくは32GBのeMMCストレージを内蔵する。
無線LAN、Bluetoothを搭載しているが、物理インターフェースも豊富で、ギガビットイーサ対応の有線LAN、USB 3.0、映像出力はアナログVGAとHDMIを搭載して2画面出力にも対応する。
電源は付属のACアダプターを使う。出力は5V3Aで、端子はmicroUSBを利用する。電流が3Aと高いので他のUSB電源やUSBバッテリーからの供給はかなり困難だと思ったほうがいいだろう。付属のACアダプターを使えば問題なく動作する。
実際に使ってみると動作は快適。CPUの動作クロックが高くないためCPUのベンチマークの数値は今回紹介のほかの2台に若干劣るものの、特に遅い印象は受けない。Internet Explorerを使ったウェブサイトの閲覧もスムーズだ。
使い勝手の点ではアナログRGBを搭載していることもありがたい。最近は低価格液晶モニターの一部でHDMIを搭載せず、アナログRGBとDVIポートだけのものがある。液晶モニターを選ばないためにもアナログRGBがあると汎用性が高い。
USBポートはUSB 2.0と3.0を1つずつ搭載。別々のマウスとキーボードを接続する際にもハブを使わずに済むほか、1つのUSBで済むワイヤレスキーボードとマウスのセットを使い、別にUSBメモリーを挿入するような使い方もできる。
どちらも2万円台でPCとして使え、しかもファンレス&省電力。気軽に使えるデスクトップPCとしてはいい選択だろう。
LIVA Windows 8.1 with Bingの主なスペック | |
---|---|
CPU | Celeron N2807(1.58GHz) |
メモリー | 2GB |
ストレージ | 32GB/64GB |
インターフェース | USB 2.0、USB 3.0、HDMI アナログRGB(D-Sub15ピン) 有線LAN、音声入出力 |
ワイヤレス | IEEE 802.11a/b/g/n Bluetooth 4.0 |
本体サイズ | 幅118×奥行70×高さ56mm |
ベンチマーク結果(64GBモデルで測定) | |
---|---|
SystemScore | 3.9 |
MemoryScore | 5.5 |
CpuScore | 4.7 |
CPUSubAggScore | 4.9 |
VideoEncodeScore | 4.8 |
GraphicScore | 3.9 |
Dx9SubScore | 4.1 |
GamingScore | 4.1 |
DiskScore | 7.1 |
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