人気で品薄中! HDMI直結のスティックPC
マウスコンピューター「m-Stickシリーズ MS-NH1」
現在、話題の低価格PCといえばマウスコンピューターの「m-Stickシリーズ MS-NH1」。テレビやディスプレーのHDMIポートに直結するタイプの超小型Windows 8.1 PCで、価格は消費税と送料込で1万9800円と破格の安さ。こんなPCなら1台は持っておきたいので品薄なのも理解できる。
スペックはCPUにAtom Z3735F(1.33GHz、最大1.83GHz)を搭載、2GBメモリー、ストレージに32GBのeMMC。そしてWindows 8.1 with Bingをプリインストールしている。IEEE 802.11b/g/nのワイヤレスLANやBluetooth 4.0を搭載し、安いWindowsタブレットそのまんまのスペックとなっている。
タブレットと違うのは液晶やバッテリーがないことで、そう考えれば1万9800円という価格も納得。こちらは好きな液晶ディスプレーやテレビに接続して大画面で利用できる。
HDMIポートに挿しただけでは動作せず、電源を別途供給しなければならない。電源の入力はmicroUSBポートのため、自己責任となるが付属のACアダプター以外の大電流タイプのUSB電源でも動作する可能性がある。
ただし、付属ACアダプターは5V2AとUSBにしては大電流タイプのため、一部のHDMI直付デバイスのように、テレビのHDD接続用USBポートなどで動作する可能性は低い。無理をしてテレビを壊さないためにも付属のACアダプター利用を強くおすすめしたい。
このほかにマウス類やキーボードも必要だが、本機はフルサイズのUSB 2.0ポートもあるのでそこに接続できる。また、Bluetoothにも対応しているので、一度適当なUSBキーボードやマウスを使って、Bluetoothデバイスとペアリングさせれば利用も可能だ。
USBポートは1ポートしかないので、複数のUSBデバイスを使うためにはUSBハブが必要だが、どちらかというと周辺機器をたくさん繋ぐよりもHDMIに直結できるPCとして身軽に使うほうが適している。
電源ボタンは本体にしかない。基本的にディスプレーやテレビのHDMI端子は裏側にあるので、簡単には手が届かず起動が面倒になってしまう。
できればHDMI直結よりも延長ケーブルを用いて手の届きやすいところに本体を置いたほうが使いやすい。短いHDMI延長ケーブルは付属しているが、HDMIポートの位置によってはもう少し長いものを用意するのもいいだろう。
実際の使用感だが、ロースペックのCPUながら良好。タブレットよりも解像度の高い液晶モニターに接続して使ってみたが、解像度が高いことによる動作の遅さは気にならず、むしろこのサイズながらPCとして快適動作する点を評価したい。
MS-NH1の主なスペック | |
---|---|
CPU | Atom Z3735F(1.33GHz) |
メモリー | 2GB |
ストレージ | 32GB |
最大解像度 | 1920×1080ドット |
インターフェース | USB 2.0、HDMI、microSDカードスロット、音声入出力 |
ワイヤレス | IEEE 802.11b/g/n Bluetooth 4.0+LE |
本体サイズ | 幅100×奥行38×高さ9.8mm(端子部含まず) |
重量 | 約44g |
ベンチマーク結果 | |
---|---|
SystemScore | 3.9 |
MemoryScore | 5.5 |
CpuScore | 4.9 |
CPUSubAggScore | 5.5 |
VideoEncodeScore | 5.4 |
GraphicScore | 3.9 |
Dx9SubScore | 4 |
GamingScore | 4 |
DiskScore | 6.9 |
次ページへ続く、「LIVA Windows 8.1 with Bing」
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