映像に動きがあった時にメールで通知する
動作検知機能を利用して、映像に動きがあった時に自動で写真や動画を保存できる。さらに、指定したメールアドレスに通知してもらうことも可能だ。留守中の自宅に誰かが入ってもすぐに把握できるのだ。玄関のドアに向けて設置し、子供の帰宅をチェックすることもできる。
残念ながら動作検知機能は最高解像度では使えない。「映像設定」で解像度をVGA以下に設定しよう。続けて「動作検知設定」で有効にし、動作検知の感覚や撮影方法、録画時間、通知方法などを設定する。通常はカメラに写っているどの部分でも動きがあればアラートが出るが、特定の範囲のみを監視することもできる。この設定はPCのみで行なえる。
実売価格6500円前後のTS-WLCEでも、これだけのことができる。真っ暗なところでの監視やカメラの方向をリモート操作することはできないが、昼間もしくは電気が付いている場所を1ヵ所のみ監視するなら問題なし。HD画質でも映像は滑らかで、動作も安定している。初めて監視カメラを扱う人でも、スムーズに導入できるだろう。
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次回は、もっと安く導入したい!という人のために、iPhoneアプリを利用した「古いiPhone/iPod touchを監視カメラとして活用する技」を紹介する。
筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。