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8.9型の「Diginnos DG-D09IW」と10.1型の「Diginnos DG-D10IW2」

人気の8型より使い易い! 8.9/10型タブレットの実力を探る-ドスパラ「Diginnos」

2015年02月04日 15時00分更新

文● 高橋量

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バッテリー駆動時間は公称値超えの優秀な結果に

 実際のバッテリー駆動時間を計測するために下記の条件でテストを行なったところ、「Diginnos DG-D09IW」ではテスト開始から7時間39分で、「Diginnos DG-D10IW2」では9時間41分バッテリー切れとなった。両モデルとも、カタログ上の公称値を大きく上回る結果が出ている(「Diginnos DG-D09IW」は公称6.1時間、「Diginnos DG-D10IW2」は公称8.8時間)。

  • バッテリー駆動時間テストの条件
  • 電源プランを「省電力」に設定
  • 無線LANとBluetoothをオンに設定
  • ボリュームは50%に設定
  • 液晶ディスプレーの明るさを40%に設定
  • 液晶ディスプレーの輝度調整機能を無効化
  • テストには「BBench」を使い、10秒ごとのキー入力と60秒ごとのWebアクセスを有効化

 それぞれのバッテリーレポートを確認すると、「Diginnos DG-D10IW2」は「DESIGN CAPACITY(バッテリーの設計容量)」が25840mWhであるのに対し、「Diginnos DG-D10IW2」は30400mWhと容量が18%ほど多い。この差が駆動時間の長さとして現われているのだろう。

それぞれのバッテリーレポート(左が「Diginnos DG-D09IW」で、右が「Diginnos DG-D10IW2」)

 ベンチマーク結果を見ると、やはり両モデルともPCとしての基本性能はまったく同じレベルだ。従来モデルの「Diginnos DG-D08IW」ともほぼ同じだと言っていい。全3モデルとも本格的な作業には向かないが、メールやネット、あるいはブラウザーゲームなど用途を限定した使い方なら問題なく利用できる性能を持っている。その上で、携帯性を最重視するなら8型の「Diginnos DG-D08IW」、携帯性を考えつつも電子書籍や写真などを精細な画面で楽しむなら8.9型の「Diginnos DG-D09IW」、動画やゲームを大きな画面で楽しむなら10.1型の「Diginnos DG-D10IW2」という選び方をおすすめしたい。

 以上のように、サードウェーブデジノスのWindowsタブレットは、コストパフォーマンスが非常に高い。利用スタイルに応じて、自分にあった最適なモデルを選んでいただきたい。

試用機の主なスペック
 Diginnos DG-D09IWDiginnos DG-D10IW2
OSWindows 8.1 with Bing(32ビット)Windows 8.1 with Bing(32ビット)
CPUAtom Z3735F(1.33GHz)Atom Z3735F(1.33GHz)
GPUインテル HD グラフィックス(CPU内蔵)インテル HD グラフィックス(CPU内蔵)
メモリー2GB2GB
ストレージ32GB eMMC32GB eMMC
光学式ドライブなしなし
カメラフロント200万画素、リア500万画素フロント200万画素、リア500万画素
センサーGPS、加速度センサーGPS、加速度センサー
ディスプレー10点マルチタッチ対応8.9型ディスプレー(1920×1200ドット)10点マルチタッチ対応10.1型ディスプレー(1920×1200ドット)
インターフェースUSB 2.0×1、microUSB、miniHDMI、microSD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、ヘッドフォン×1USB 2.0×1、microUSB、miniHDMI、microSD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、ヘッドフォン×1
通信機能IEEE 802.11b/g/n、Bluetooth 4.0+HSIEEE 802.11b/g/n、Bluetooth 4.0+HS
サイズ/重量約幅234×奥行き156×高さ9.4mm/約480g約幅260×奥行き168×高さ9.2mm/約560g
連続駆動時間約6.1時間約8.8時間

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