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コーヒーメーカー別の飲み比べも実施された

ボダムのドリップ式コーヒーメーカー「Pour Over」の実力は?

2015年01月23日 15時00分更新

文● コジマ/ASCII.jp編集部

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フレンチプレスとサイフォン式も味わう!

ドリップ式だけではなく、フレンチプレス、サイフォン式と、コーヒーメーカーの飲み比べも実施された

 さて、Pour Overの説明イベント内では、同社のコーヒーメーカーを使った試飲会、要するに飲み比べも開催されたので、そちらの感想もお伝えしよう。

 ボダムの主力製品の一つが、フレンチプレスコーヒーメーカー。ポイントは何といっても、淹れ方が簡単なこと。難しい技術は不要、お湯を入れて待つだけでいい。サイズや種類も豊富で、容量は0.35〜1L、価格は3240円から1万2960円と、幅広く展開している。

粗挽きのコーヒー豆を入れてお湯を入れ、フタをして4分。プレスというが圧縮してコーヒーを絞り出すわけではなく、豆を下に押し下げる役割である

 特徴はコーヒー豆がお湯に触れる時間が長く、フィルター部分の目が粗いので、豆のオイルやアロマがダイレクトに楽しめる点。試飲してみたが、口に含んだ時の質感も粘り強く感じ、苦味・酸味も際立っている。もっとも味がコーヒー豆の質に強く左右されるということでもあり、質の良くない豆だとイマイチな出来になりやすいそうだ。

やや多めに豆を入れ、お湯ではなく水を入れて一晩置けば、水出しのアイスコーヒーも作れる。濃い目に淹れて、氷を入れたグラスに熱いコーヒーを注いでもOK

 開発当初とまったくデザインは変わっていないボダムのコーヒーメーカーの原点、サイフォン式の「PEVO」(価格は9180円)で淹れたコーヒーも試飲できた。飲んでみると雑味がなく、スッキリとした味わいでとても飲みやすい。また、コーヒーを淹れている過程が見えるのが、とても楽しいのだ。

純喫茶などで見かけるサイフォン式。下に水を入れて加熱し沸騰させると、蒸気圧によって上の容器に湯が移動し、コーヒー豆の粉からコーヒーを抽出する。加熱を止めると、水蒸気から水への凝結により減圧が起きて、上の容器から下の容器に抽出されたコーヒーが押し戻されるという仕組み

 ちなみに使用した豆は、コーヒー専門店・丸山珈琲の「ボダムズベスト」というブレンドだそう。「オレンジを思わせる甘い柑橘系の味わいに、チョコレートのような風味を持っています。コーヒーを飲むと、ベルベットの様な滑らかな質感と、重厚感のある甘さを感じていただけます」と説明には書いてあったが、あいにく筆者の舌では「おいしい」以上の感想が出てこなかった。悲しい。

 ざっとボダムのコーヒーメーカーを紹介してきたが、同社のポリシーとして、「良いデザインは高価であってはならない」というスローガンがあるという。確かにデザインは良いが、ほとんどが1万円以下と、いたずらに高価ではないというのはうれしい。いつもはインスタントや缶コーヒーばかりの筆者も、今年はコーヒーメーカーでこだわりのコーヒーを淹れてみたくなった。

飲み比べた筆者、「確かに味が違いますね! でも全部コーヒーですね!」という小学生並みの感想をのたまい、ボダムのスタッフに苦い顔をされた(コーヒーだけに)

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