マイクロソフト・トゥディ 第128回

「Windows 10」で姿を現す、“One Windows”の世界

Windows 10発売後の1年間は無料でアップグレード可能

　そして、なんといってもユーザーにとって大きなニュースは、Windows 7やWindows 8.1およびWindows Phone 8.1のユーザーは、Windows 10の発売から1年以内であれば、Windows 10に無償でアップグレードすることを発表した点だ。

Windows 7やWindows 8.1およびWindows Phone 8.1のユーザーは、Windows 10の発売から1年以内であれば、無償でアップグレード可能

　現行のWindows 8.1搭載PCを利用しているユーザーは、追加費用なしでWindows 10の新たな環境へ移行することができる。

「Microsoft HoloLens」「Microsoft Surface Hub」

　もうひとつ付け加えたいのが、今回の発表にあわせて、「Microsoft HoloLens」と呼ばれるヘッドマウントディスプレーを発表したことだ。Windows 10と同時発売が見込まれており、マイクロソフトが提案する新たなウェアラブルデバイスの世界が明らかになったといえる。また、「Microsoft Surface Hub」と呼ぶ84型4Kディスプレイを搭載したデバイスも発表。こちらは超大型のディスプレイでもWindows 10が動作することを示すものになる。

ヘッドマウントディスプレー「Microsoft HoloLens」

84型4Kディスプレー「Microsoft Surface Hub」

「Microsoft HoloLens」は、Windows 10と同時発売が見込まれており、マイクロソフトが提案する新たなウェアラブルデバイスの世界が明らかになった

「Microsoft Surface Hub」は、超大型のディスプレイでもWindows 10が動作することを示すもの

　実は、昨年9月のWindows 10の発表時点で、米マイクロソフトのオペレーティングシステム担当エグゼクティブバイスプレジデントのテリー・マイヤーソン（Terry Myerson）氏が、同氏のブログで「2015年後半のリリースにあわせて、いくつかの新デバイスをリリースできる予定」と記していた。今回発表したふたつのデバイスは、ここで示したものだったといえる。