200円の有料アプリが必要だが
設定はQRコードを読み込むだけ
購入したハードウェアだけでは、iPhoneを使ってそらビーコンで遊べない。そらビーコンを設定するために、事前にApp Storeから200円の有料アプリ「そら用心」(https://itunes.apple.com/jp/app/sora-youjin/id910413680?mt=8li)をダウンロードし、インストールする必要がある。
そら用心の設定の大半は購入したペアとなるそらビーコンとの“紐付け”(ID番号を読み込みリンクする)作業だ。
そらビーコンは内蔵ボタン電池の寿命の限り(2~3ヵ月)自らのID情報を周囲360度に向かって発信し続けるが、それを感知できるのはそらビーコンの発信するUUIDやメジャー値、マイナー値が一致するように設定されたiPhoneやiPadなどのクライアントだけだ。
実際には、そらビーコン背面のQRコードをiPhone内蔵のカメラで読むことで、UUIDやメジャー値、マイナー値の面倒な数字入力作業は不要となる。
受信範囲やお知らせの条件なども設定可能
そらビーコンのいい所は、自宅や会社などの玄関を出る時にだけ“傘を持って行くかどうかの判断材料である降水確率”を音声で読み上げてくれれることだ。
そのためには、貴方のiPhoneやiPadとそらビーコンとの絶対距離を任意に設定できることが必要だ。玄関の通路幅や面積にもよるが、1~3m以内くらいが最適値だろう。
そらビーコン自体は最大100mまで、電波の段階的飛距離を内部の基板に取り付けられた小さなプッシュスイッチで選択できる。
設定調整時に現在の飛距離がどのくらいかはLEDランプの点滅間隔で知ることができる。玄関を通過時にメッセージを受け取りたいなら3m前後が妥当だろう。
また、お天気サーバーの降水確率が低い時にメッセージが不要なら、“降水確率が高い場合だけ”をそら用心のアプリ側で設定できる。
降水確率に一種のこだわりがあり、天気予報をあまり信用していない筆者は、降水確率の足切りパーセントを70%以上に設定し直そうと考えている。
かくして、筆者がiPhoneをポケットに入れて玄関を出るときには、降水確率が70%以上であれば降水確率を音声で読み上げてくれる。ダウンジャケットのポケットの中で例の合成ボイスで読み上げられた時は、正直、何を言ってるのかさっぱり分からなかったり、あるときは玄関を通りすぎてエレベーターに乗ってドアが閉まった時に話し出したりということもあったが、それもまあ愛嬌だろう。
(次ページに続く、「“玄関専用コンシェルジュ”にとどまっているのはもったいない!?」)
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