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NECパーソナルコンピュータから1月20日登場

最速レビュー! 大型タブレットになる15.6型ノート「LaVie Hybrid Advance」

2015年01月20日 11時00分更新

文● 山口優

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最新のCPUや3Dカメラなどを搭載

美しいムーンシルバーのトップカバー

 「LaVie Hybrid Advance」は、ヒンジ以外の部分はクラムシェル型のノートとしてきわめて正統派のつくり。ノーブルなムーンシルバーのトップカバーとボトムケースに、ノートPCを快適に操作するために必要な機能をぎゅっと凝縮している。

余分な凹凸が少なくフラットなボトムケース

15.6型ながら本体の厚みは22.3mm、軽さ約2.3kgと薄型軽量ボディを実現している

 CPUは、第5世代Coreプロセッサー(コードネーム“Broadwell-U”)のCore i7-5500U(2.4GHz)を採用。メモリーは標準で8GBを搭載している。ストレージは「HA850」の方が256GBのSSDで、「HA750」が1TBのHDDとなっている。

 液晶ディスプレーは15.6型のフルHD(1920×1080ドット)で、IPS方式のため視野角が広く斜めから見ても色の変化が少ない。今回、ノートPC、タブレット、スタンド、テント、フラットと様々なスタイルで使用してみたが、いずれのスタイルでも液晶ディスプレーは非常に美しい表示で見やすかった。なおディスプレーはタッチパネルを採用しているが、指が触れたときの反応がよく、快適にタッチ操作が行えた。

液晶ディスプレーはIPS方式で、どのスタイルで使っていても美しく見やすかった

技術的には3Dプリンタ用のモデリングデータ作成も

 「LaVie Hybrid Advance」では、液晶ディスプレーの上部にはカメラも内蔵されているが、HA850ではそのカメラに「RealSense 3Dカメラ」が採用されている(HA750は一般的なWebカメラ)。RealSense 3Dカメラには奥行きセンサーが搭載されており、被写体の顔や手の位置をより正確に把握できる。そのため、これまでよりも手や指の動きによる細かいジェスチャーが可能だ。

HA850のインテルRealSense 3Dカメラ。奥行きセンサーが搭載されており、被写体の顔や手の位置を正確に把握することができる

 インテルによると、技術的には3Dスキャンをして3Dプリンタ用のモデリングデータ作成に使えるそうで、対応アプリが増えてくればPCの可能性を大きく広げてくれるはず。今後が楽しみな機能だ。

HA750のWebカメラ。720pで動画を撮影できる一般的なカメラが搭載されている

 キーボードはキー同士の間隔の開いたアイソレーションタイプで、ファンクションキーやテンキーが独立して用意されている。キー配列は標準的なもので、キーピッチやキーストロークも余裕が感じられるつくり。特定のキーが極端に小さかったり、打ちづらかったりすることもなく、長文でもスムーズに入力できた。

キーボードは標準的な配列でキーピッチも余裕がある。テンキーやファンクションキーが独立して設けられているのがありがたい

スピーカーはJBL製でDolby Digital Plus対応

 内蔵スピーカーは、国際的なオーディオメーカーのJBL製で、Dolby Digital Plusに対応した高音質なもの。本体の形状を変えたときでもスピーカーの開口部が隠れないようレイアウトが工夫されていることもあって、どのスタイルで使うときもノートの内蔵スピーカーとは思えない迫力あるサウンドを楽しむことができる。

 インターフェースは本体左側面に電源コネクタとUSB 3.0、ヘッドフォン/マイクコンボ端子、SDメモリーカードスロットを搭載する。また、本体右側面にはUSB 3.0とUSB 2.0、HDMI端子も装備。それに加えて、右側面には電源ボタンやボリューム調節ボタンなど、各種操作ボタンが搭載されており、タブレットスタイルで使うときでも押しやすくなっている。

本体左側面には、電源コネクタとUSB3.0、ヘッドフォン/マイクコンボ端子、SDメモリーカードスロットが搭載されている

本体右側面には、USB3.0とUSB2.0、HDMI端子、各種操作ボタンが搭載されている

 光学ドライブは内蔵していないが、外付けのUSB接続BDXLドライブが標準で添付される。USBバスパワーで動作する非常にコンパクトなドライブで、一緒に持ち運ぶときもジャマになりにくいのがうれしい。

USB接続のBDXLドライブが標準で添付される

PCで新しい体験をしたい人に最適

 360度回転するヒンジやライジングキーボード、HA850の3Dカメラなど、PCの“これから”を感じさせる機構が盛り込まれた「LaVie Hybrid Advance」シリーズ。ディスプレー部がくるっと回転する本体は、ノートとしてもタブレットとしても使いやすく、利用シーンに合わせて自由なスタイルで使いたいという人にぴったりだ。

 また、第5世代Coreプロセッサーや15.6型の高品位液晶ディスプレー、打鍵感のよいキーボード、高音質スピーカーなど、ノートPCとしての基本がしっかり押さえてつくられているのも大きなポイント。PCで新しい体験をしてみたいという人から、将来にわたって長く使える高性能なパソコンがほしい人まで、幅広い層におすすめできる完成度の高い製品だ。

マルチモードでの使いやすさを追求した独自機構を搭載するLaVie Hybrid Advanceシリーズ。ノートとしてもタブレットとしても使いやすく、利用シーンに合わせて自由なスタイルで楽しめる。

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