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マイクロソフト・トゥディ 第127回

マイクロソフトCEO就任2年目のナデラ氏は、何をどう変えるのか

2015年01月16日 07時00分更新

文● 大河原克行

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注目すべき傾向

 こうしてみると、ナデラCEO体制になって、新たな方針に基づき数多くの製品が登場しているのがわかる。だが、ひとつ注目すべき傾向がある。

 それは、相次ぐ製品発表において、ナデラCEOは製品に関する説明やデスモトレーションは、なんら行なっていないということである。

 この1年間のナデラCEOの動きを振り返ってみると、製品発表の場に出席したとしても、担当役員などが製品に関して説明しており、ナデラCEOが自らデモストレーションすることはない。

 強いて挙げるとすれば、2014年7月に米ワシントンD.C.で開催されたワールドワイドパートナーカンファレンスにおいて、異なる言語を話す人同士が自動翻訳により直接会話できる「Skypeトランスレータ」の技術を説明する際くらいだろう。開発者との軽快なやりとりを通じてデモストレーションに立ち会い、その技術メリットを紹介している。だが、これはあくまでも技術開発の段階のものであり、製品の発表とは異なるものだ。

 ゲイツ氏やバルマー氏が、製品デモストレーションの場に立ち会い、ときには自らが製品をデモストレーションしていたのとは手法が大きく異なるといっていい。

 そして、その一方で、セールスフォース・ドットコムやアドビシステムズとの提携においては、自らが出向いて提携先のCEOと握手したり、イベントに登壇したりなど勢力に活動していた点も興味深い。

 実は、米マイクロソフトが提供する公式写真において、ナデラCEOが製品ブランドのロゴとともに写っている写真は一枚もない。そのかわり、ビジョンが描かれたものやパートナーとの握手といった写真は数多い。

ビジョンが描かれたものやパートナーとの握手といった写真は数多い。右の写真は米セールスフォース・ドットコム マーク・ベニオフ(Marc Benioff)会長兼CEOとのもの

 ここからも、ナデラCEOがこの1年にどんな姿勢で取り組んできたのかがわかる。

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