まずは外観だが「製麺」と聞くと粉と水を混ぜ生地を作りそれをこねて伸ばし、切って……と結構な労力と、何よりも広めの場所が必要なイメージがあるが、この製品は、
こんなもので製麺ができるのか!?
この大きさで製麺できるとは到底、思えない。できたとしても不出来なものに違いない。
正面を見てみると小さな穴が整列している。ほほぅ、なるほど! この穴により生地を伸ばし、細く切る必要がなくなるわけだ。しかも、この製麺キャップと呼ばれる部分は様々な種類があり、うどん、そば、ラーメン、普通のパスタの他にもペンネ、更にはラザニアや餃子の皮まで作る事が可能だ。
しかし調理器具に限らず様々な製品に言えることだが、使わない種類の部品はそのうち失くしてしまったり埃をかぶって使い物にならなくなるのだ。まぁ、それだけ多くの機能を使える証拠であるのだ。今から先のことをとやかく言うのも野暮であろう。
製麺用キャップが収納できるのか!
では外観はこの辺にして早速、使ってみるとするか。まずは部品を洗わねばならんな。どれ、台所に移動させてっと……なんだこの下部にある溝は?
開くようだが何が入って……なんと!! これほど省スペースなのにも関わらず、製麺用キャップを収納する場所が本体にあるではないか!! これなら片付けも容易であるため、失くすことも、埃かぶってしまうこともないな。
さて、製麺を始めよう
さて、部品も洗ったことだし、いよいよ製麺を始めようではないか。え~と、なになに……。粉を入れて、ふむふむ……蓋を閉めるっと……。
ん!? これだけなのか!? 粉しか入れていないが……説明書には……なるほど、後から機体上部の穴より水を入れるのだな。しかしこれだけでうどんができるのか……甚だ疑問ではあるが開始ボタンを押す。ポチッとな。
おぉ! 中の金属部が回転している。なんと申すか、こう、ドリルのような形状であるが故、男として非常に惹かれる部分である……うむ。っと! 夢中になっている場合ではない。水を入れなければ! すこーしずつ水を入れていく。
むっ! 少しずつではあるが纏まってきたぞ。いかにも生地を作っている感じだ。少しずつ丁寧に水を入れていく。粉の部分がなくなり、更に生地のようになってくる。
少しずつ水を入れていく。かなり生地っぽくなっていく。少しずつ水を入れていく……混ぜ始めてから僅か5分、水を全て入れ終えてから間もなく、いかにも麺らしい生地が出来た。
見た目からは十分に思えるが5分でコシが足りない時はコシ調節機能ボタンで調整できるようだ。うむ、手を汚すことなく、しかも楽しく作ることが出来たな。
さて、次はどうす……おっ!? 先程のドリルのような部分が逆回転し始めたぞ! 一切、手を触れることなく、みるみる内に出口まで運ばれ……麺が出てきたぞ!! どこからどう見ても立派な麺だ!! ゆっくりと出てくる麺は眺めているだけでも非常に面白い。
そして中の生地が出終わるまで待ち……完成だ!! 材料を入れボタンを押しただけで、手も汚れず楽しく製麺することができたな。
しかーし!! 麺は作って満足するものではない!! 食べて満足するものだ!! 今、作ったばかりの麺を実際に食して初めて、評価することができるのだ。
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