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データ圧縮機能を強化し、従来モデル比で最大3倍のデータを保存可能に

ティントリ、仮想化環境専用ストレージで新製品「T800」投入

2015年01月16日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 ティントリジャパンは1月15日、仮想化環境専用ストレージの新製品「Tintri VMstore T800シリーズ」と最新OS「Tintri OS 3.1」を発売した。T800シリーズではデータ圧縮機能が強化されており、従来モデル(T650)比で最大3倍のデータ容量を保存できるとしている。

ティントリの仮想化環境専用ストレージ新製品「Tintri VMstore T800シリーズ」

 発売されたのはT820、T850、T880の3機種。それぞれのスペックは次のとおり(「論理実行容量」はデータ圧縮を用いた場合に保存できる容量)。

機種名 実効容量 論理実効容量 サポートVM数 参考価格(税抜)
T820 10.5TB 23TB 750 1480万円
T850 30TB 66TB 2000 2980万円
T880 45TB 100TB 3500 5060万円

 T800シリーズでは、搭載するハードディスク上で機能するデータ圧縮をサポートし、論理実効容量を圧縮前比で約2倍に拡張した。これにより、ハイエンドモデルのT880では論理実効容量が100TBとなり、従来のT650比と同じ筐体サイズで3倍のデータを保存可能になった。このことから、42Uサイズのラック1台に最大で1PBの容量、3万5000台の仮想マシンを収容できる。

 また、同時に発表されたOS最新版「Tintri OS 3.1」では、ヴイエムウェアの災害復旧(DR)対策製品「VMware vCenter Site Recovery Manager(SRM)」との連携機能が追加された。SRMのリカバリプランと、Tintriストレージが備えるレプリケーション機能「Tintri ReplicateVM」が連携稼働する。

 さらに、ディスク暗号化機能「SecureVM」ライセンスも発売された。SecureVMのライセンス参考価格(税抜)は64万円から。

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