東芝は、2.5型の1TB/500GB SSHD2製品を2月から、また業界最大容量となる3TBの2.5型HDDを5月からサンプル出荷すると1月6日に発表した。
SSHDの1TB製品「MQ02ABD100H」は厚さ9.5mm、500GBの「MQ02ABF050H」は厚さ7mmとなる。双方とも19nm第2世代プロセスのMLC型NANDフラッシュメモリーを搭載。さらに、NANDフラッシュメモリーをコントロールする機能を、HDDをコントロールするSoCに含める構成とした。
これにより、不良ブロック管理、エラー訂正、論理ブロックの変更や、ウエアレベリングなどの技術と、長年にわたるHDD開発の集約としてのHDDコントロール技術とを統合して、効果的にSSHDの動作を制御できるとしている。
また業界最大容量となる3TB HDDの「MQ03ABB300」は、垂直磁気記録技術により、磁気ディスク一枚当たり750GBとなる高い記録密度を達成。厚さ15mmの2.5型のサイズにディスク4枚を搭載し、3TBの大容量を実現している。