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ベニスアップデート後の検索順位チェック法 指定した場所のGoogle検索結果ページを表示させる

2015年01月09日 12時15分更新

記事提供:SEMリサーチ

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特定の地域の Google検索結果画面を見たい

2014年末に Google がベニスアップデート(Venice Update)と呼ばれるウェブ検索結果を検索ユーザーの現在地にあわせてローカライズして表示するアルゴリズムを導入したことは何度かお伝えした通りですが、このアップデートを受けて、「全国各地の店舗や情報を持つうちのサイトは、果たして各エリア・地域周辺の検索結果画面ページにきちんと表示されているのか」気になる方はいらっしゃると思います。これを契機にローカルSEO にもきちんと取り組みたいとお考えであれば、なおさら特定地域の検索結果を確認する手段は知っておきたいに違いありません。

cf. ベニスアップデートでますます変わる「検索順位」指標の意味と役割

今日の Google は IPアドレスなどの情報を取得して検索利用者の現在地を自動的※に判定し、その場所に関連するパーソナライズした自然検索結果を表示するようになっています。このため、通常の Google 設定のままでは、自分がいまいる場所以外の検索結果画面を確認することができません。

※ Google の現在地自動検出方法は、(1) IPアドレス、(2) ロケーション履歴(設定を有効にしている場合)、(3) Googleツールバーの現在地情報(設定を有効にしている場合)、(4) 最近検索した場所、(5) Wi-Fi接続、(6) GPS、(7) 携帯電話基地局電波 などがあります。

今回は、場所を任意に指定して、そのGoogle検索結果ページを表示する方法を紹介します。

方法:IE の InPrivate ブラウズ 機能を使って場所を指定する

※ Chrome でも可能ですが、環境によって上手くいかない可能性あり

  1. IE のInPrivate ブラウズでブラウザ画面を立ち上げます( altキーを押してメニューを表示 → ツール → InPrivate ブラウズ を選択)。
  2. アドレスバーに www.google.co.jp を入力して、Google 日本にアクセスします。ログインはしません。
  3. 画面右下にある「設定」をクリック、次に「検索設定」をクリックします。画面の左側に「言語」「場所」「ヘルプ」というメニューが表示されていると思いますので、「場所」をクリックします。
  4. 場所という文字の下に入力欄がありますので、ここに確認したいエリアの住所を入力して、保存をクリックします。
  5. Google検索トップに戻りますので、ここで調査したいキーワードを入れます。先に指定した場所の検索結果ページが表示されるはずです。

Chrome のシークレットウインドウを利用しても同じ手順で設定ができます。ただし、PCの環境によって上記の方法では www.google.co.jp にアクセスできなかったり、検索設定に「場所」のメニューが表示されないことがあります。私の環境では、Chrome のシークレットウインドウを開いても、設定を自分で修正しないと検索設定画面に場所の編集リンクが現れませんでした。


google.co.jp(Google日本)以外にリダイレクトされてしまう場合

もし www.google.co.jp にアクセスしても異なる言語の Google検索にリダイレクトされてしまう場合は、画面右下に表示されている「www.google.co.jp を使用」というリンクをクリックして日本語版にするか、あるいは検索設定メニューの「言語」から、Googleサービスで使用する言語で日本語を選択、現在の検索結果の表示言語を日本語に編集して保存することで、以後、自動的に www.google.co.jp が表示されるようになるはずです。


日本国外の場所を指定することはできない

ちなみに日本国内からインターネットを利用している場合、任意の場所を指定して検索できるのは日本国内に限られます。例えば www.google.com の英語設定にしても、日本からは Location 設定にアクセスできないため、米国の都市を指定することができません。したがって、日本国内にいながら、例えばサンフランシスコのダウンタウンで検索した時の米国検索結果ページを見るといったことは残念ながらできません。

cf. ベニスアップデートとピジョンアップデートの違い

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