トレンドマイクロ、セキュリティ脅威の2014年総括と2015年予測を発表
2014年に狙われたのはネットバンク、OSSの脆弱性、POS端末
2015年01月09日 09時30分更新
脅威が加速化する2015年、「起きることを前提に」対策すること
では、2015年はどうなるのか。トレンドマイクロでは、次のように予測する。
- 【法人・個人共通】
- ランサムウェアなど金銭目的の攻撃の悪質化
- オープンソースソフトウェアを狙った脅威の増加
- 【個人】
- モバイル決済システムを狙う脅威の到来
- モバイルデバイスの脆弱性を狙う脅威の悪質化
- 【法人】
- 標的型サイバー攻撃の方法や標的、攻撃元が多様化
- IoE/IoTで収集される情報が標的化
対策のポイントとしては、個人の場合は、OSやソフトウェアを常に最新の状態に保ち、最新の総合セキュリティソフトウェアを使用、簡単なパスワードを使い回さないこと。法人の場合は、重要な情報資産の明確化と定期的な棚卸を実施し、社員教育や注意喚起を通じたリテラシ向上と内部犯行の抑止を遂行、不審な挙動や通信を早期に特定、対処できるよう対策することが挙げられる。「サイバー犯罪や侵入、内部犯行は必ず起きる。それを前提に対策を考えることが重要だ」。