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少量多品種でも回答納期厳守100%を実現する工夫

人とプロセスが高品質を育む!Expressサーバーの生まれ故郷を訪ねる

2015年02月06日 06時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp 写真●曽根田元

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ボード製造(T/H実装工程)

 ボード製造はボードの表面に部品をはんだ付けするSMT実装のほかに、プリント基板に空いた穴(スルーホール)にはんだを流し込んで部品を取り付けるT/H(Thru-Hole)という実装もある。コンデンサーや抵抗、LSIなどの小さい部品をマウンターで取り付けていくSMT実装に対し、接続強度の必要な部品の取り付けにはT/H実装が用いられ、こちらはおもに人手の作業になる。SMTラインの隣には、このT/H実装用のラインが設けられており、熟練のオペレーターによってスピーディに部品の取り付けが行なわれている。

マシンによる作業がメインのSMT実装と人手の作業が多いT/H実装

 甲府事業所のボード製造現場で採用されているのは、作業員がラインを横に移動しながら、隣の作業を補完する「リレー生産方式」だ。リレー生産方式では、ボトルネックを解消する組み立てラインの効率化が必須となる。ラインを効率化することで、特定の箇所で作業が終わらない場合は隣の人がその作業を助け、待ち時間をなくし、スムースに組み立てが進めることができる。

 甲府事業所のラインでははんだ溶解装置をラインの外に置くことで、オペレーターを一直線に配置できるようにしている。従来ははんだ溶解装置がライ ンの中間に位置していたため、前後のオペレーターの移動に不便があったが、コンベアを自作することで、はんだ溶解装置をラインから外すことが可能になった。また、はんだ付け以外の部分をマスキングするプレートを内製化したり、ビデオを使って不良要因を解析することで、オペレーターの熟練度に依存せず、高い製品品質を維持している。

複数のオペレーターが連携して、全体で作業効率を維持するリレー生産方式で部品を取り付ける

 製造工程を完了したボードは、基板上のすべてのスロットに周辺機器を接続。専用の診断プログラムで、ボード単体の機能をチェックする。もちろん、 最後は人の目によるチェックを行なう。部品の微細化、高密度実装化が進んでいるため、破損や汚れ、表示、不良などがないか目視で確認し、品質を保持しているという。

製造工程が完了したら、周辺機器等を接続してみて、動作をチェックする

 後編ではいよいよ装置組み立てに突入。10万通りのサーバーを最短4日で確実に納品するものづくりの秘密に迫る。

(提供:NEC)

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