「標準版」想定総額は7万6800円以上、「大アタリ」は15万4000円以上!
これがアップル福袋「Lucky Bag」だ - 15年アタリはMacBook Air、iPad Air 2 / mini 3
2015年01月02日 19時00分更新
初売りでは限定アイテムを発売、一方で特別セールはナシ
1月2日は、直営店、オンラインのApple Store双方で、特別デザインの新年限定アクセサリーが発売された。いずれもお正月を意識した和柄のデザインで、一部はLucky Bagにも同梱されている。
一方、これまで恒例となっていた新春の初売り特別セールは、2015年はとうとうなくなってしまった。最大10%程度の割引だったものが、2014年にはギフトカードでのポイント還元となり、今回はそれすらなくなってしまったのだ。かつてLuck Bagに入っていた10%割引券がなくなり、特別セールがなくなり、ポイント還元もなくなってと、どんどん世知辛くなるようで残念だ。その分が日頃の価格に広く薄くでも還元されるようになることを祈りたい。
過去最高の完成度を誇る「Lucky Bag」
内容は高く評価するが、アップルは今後行列をどう扱うのか?
それでは最後に、2015年のLucky Bagに対しての総評に移ろう。
まず「Lucky Bag」の内容面については、個人的には高く評価したい。すべてのメインアイテムがiOSまたはOS Xを搭載し、Apple TVと連動することでユーザーに新たな体験を提案している。その他のアイテム類もすべてがきちんと機能するスペックを備えており(たとえばバッテリーが1A出力のみだったら、iPadを高速充電できない)、ユーザーが期待するようにちゃんと動くセットとして成立している。特製Tシャツがないのが返す返すも残念だが、それがなくとも過去最高の完成度を誇るLucky Bagだといってもいいだろう。
一方で、苦言を呈したいのはやはりApple Store,Ginza(銀座)の行列に対してだ。毎回徹夜で並んでいる筆者が言っても説得力がないのは承知だが、周辺から苦情が発生したり、騒動になるような行列は、アップルが責任をもって管理するか、それができないなら徹底的に解散させて、Lucky Bagは抽選制をとるなど、行列が意味のない方法で発売するべきではないだろうか。
アップルストア側は何かと警察の指導により座れないという説明をしていたが、そもそも周辺の苦情を無視し、警察と対立して、丸一日以上ユーザーを立たせてまで行列を維持する意味はあるのだろうか? それが例えば「宣伝になるから」というような意図が少しでもあるのであれば、社会に対する責任ある企業として、またユーザーのためにも、その考えを改めてほしい。
2015年のLucky Bag行列は、27時間にわたる立ちっぱなし状態など、肉体的にはかなり辛いものだった。また警察からの厳しい指導を見ても、社会的にこうした大行列が今後も続けられるかは、正直未知数だ。2016年のLucky Bagが無事発売されることを祈りつつ、筆を置こう。もちろん売り出されるのであれば、並ぶかどうかはともかく、自腹で買いますよ!