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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第184回

大みそか~正月休みでデジタル大掃除&来年の準備をする技

2014年12月31日 10時00分更新

文● 柳谷智宣

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スマートフォンのバックアップ&アプリ選別

 スマートフォンは必ずバックアップをすること。普段からバックアップしている人には信じられないことだが、なぜかバックアップをしない人も多い。バックアップ方法がわからない、パソコンがない、iCloudの容量が足りないと表示された、といった言い訳をしてバックアップしないのだ。それで、OSのアップデートや端末の故障などで、連絡先や写真を紛失し、筆者に相談してくる。バックアップしていなければ、どうしようもない。記事でもプライベートでも何度も繰り返しているのだが、やらない人がいる。それで、Facebookに「スマホのデータがなくなったので連絡先が分かりません。みんな私に連絡先メールしてください!」などと書く。呆れてしまうし、友人の何割かはコンタクトが取れなくなることだろう。スマホは定期的に必ずバックアップして欲しい。

 iPhoneなら、パソコンにつないでiTunesでバックアップできる。iPhoneの容量も大きくなっているので、ノートPCだとストレージが足りなくなることもある。そんな時は、外付けHDDでもいいのでバックアップしておこう。また、iCloudにバックアップすることもできる。パソコンが不要なので手軽だが、iCloudの空き容量が必要になる。5GBなら無料で利用できるが、写真や多数のアプリを利用しているなら足りなくなる可能性もある。その場合はiCloudの容量を有料でアップグレードする。20GBなら100円/月、200GBなら400円/月だ。コストで考えるなら、200GBのiCloudを契約するくらいなら、5000円くらいのHDDを購入した方がトータルで安く済む。

iPhoneをPCにつないでバックアップ! iTunesの保存場所は外付けHDDに変更することも可能

 Androidは、アプリを利用してバックアップする。ドコモ端末なら「SDカードバックアップ」、auなら「auバックアップアプリ」、ソフトバンクなら「あんしんバックアップ」などが用意されている。連絡先やカレンダー、ブックマーク、写真・音楽・動画、発着信履歴、メールなどをまとめてSDカードにバックアップできる。SIMフリー端末なら、「JSバックアップ」などのバックアプリを利用しよう。ゲームデータごとバックアップしたいなら「Helium」が対応している。

 バックアップ前に、不要なアプリを削除しておくのもお勧め。無料アプリだと気軽にインストールできるが、使わないならリソースの無駄。特にAndroidの場合、使わないアプリがバックグラウンドで起動するとバッテリーの消費にも影響を与えるので、暇な時に整理しておくといいだろう。

iCloudにバックアップするなら、iPhoneで設定をオンにする

「JSバックアップ」などのバックアップアプリも多数公開されている

使っていないネットサービスを整理する

 ネットサービスの整理も重要だ。ネットをよく使う人ほど、いろいろなサービスに加入していることだろう。新規サービスをとりあえず使ってみる人なら、なおさらだ。しかし、これはリスクを伴う。2014年もいろいろなサービスから情報が流出した。いつどこで個人情報が流出するかわからないが、いつも使っているサービスなら、すぐに気が付くし、即対処できる。しかし、普段利用していないところから流出すると、対処が遅れてしまう。できるだけ使っていないサービスは情報を削除し、退会しよう。そうすれば、あるSNSを1年ぶりに開いたら、何通かメッセージが来ていて無視した形になって困るといったことも起きない。

 ネットサービスの断捨離が済んだら、次はパスワードのチェック。きちんと運用していても、最低でも1年に1回くらいは変更したい。特に、誕生日や名前などの覚えやすい文字列をパスワードにしている人は、これを機にきちんとしたパスワードに付け直そう。

 また、毎日届く大量のメールの中に解約できるものがあれば手続しておくとすっきりする。特典をゲットするために登録したメルマガや楽天市場のショップメール、ニュースサイトのクリッピングサービス、メーカーの新着情報など、読んでいないメールはたくさんあるはず。基本的に、メールの下に解約のためのリンクが貼られていることが多い。注意したいのが、明らかな迷惑メール。これは、アクセスしたら負け。解約はこちら、というリンクを開いた瞬間、お金を不正請求されることもある。こちらは、迷惑メールフィルターにまかせよう。

しばらく使っていないSNSを開いて、未読メッセージがあると焦る

mixiの場合、ヘルプの中に退会のリンクが用意されている

ネットサービスのパスワードは分かりにくい文字列にしたうえ、定期的に変更しよう。Facebookは設定から変更できる

不要なメールサービスは解約する

デジタル化した名刺・紙資料をばっさり捨てる

 デスク周りに積んである紙資料もばっさり捨ててしまおう。将来使うかも? と思うものはドキュメントスキャナーで取り込んでしまえばいい。1枚ずつ分類したりタグを付けるのが面倒なら、「2014年大掃除」といったタグでまとめて管理してもいい。将来必要になっても、紙よりも探しやすいので問題ないはず。その代わり、重要なデータになるのでバックアップは忘れずに。容量が許すならクラウドにアップロードしてもいいだろう。

 名刺もデジタル化して管理しよう。筆者も毎年何百枚と名刺交換をするが、紙のままだと活用しきれない。また、正月に届く年賀状もスキャンしておけば、原本の管理が不要になるのでお勧め。1月18日に発表される宝くじ当選番号を確認したら、処分してしまえる。

片っ端からスキャンしてデータ化すれば、原本は不要

名刺をスキャンしてデータ化すれば管理も簡単

 仕事が始まってしまえば、なかなか環境整備のための時間が取りにくい。正月の暇な時間をちょっと割いて、2015年に備えてはいかがだろうか。


筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。


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