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「お客様の声」にレビューのリッチスニペットを適用してはいけない

文●渡辺隆広/SEMリサーチ

2014年12月30日 05時29分更新

記事提供:SEMリサーチ

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「お客様の声」にレビューのリッチスニペットを適用してはいけない

Googleが提供するリッチ スニペットの1つ「レビュー」は、利用者のクチコミ情報を Google に認識させて、検索結果ページに星の数(1~5)や評価したレビュアー、レビュー件数を表示することができる。オーガニック検索のクリック率を向上できる可能性もあるため、比較的多くのWebサイトが導入しているものの、悪用されることも、間違って利用されることも多い機能の1つだ。

「お客様の声」をクチコミ扱いすることはガイドライン違反

後者の誤解は、必ずしもサイトオーナーに全て責任があるわけではない。というのも Google はレビューのリッチスニペットの取扱ガイドラインを過去に何度か変更してきた経緯があるからだ。その1つが、「お客様の声」(テスティモニアル)だ。

一般利用者あるいは著名人に商品やサービスの感想、良さを伝えさせる手法だが、元々 Google が2010年に Place Pages 関連の FAQ として公開したドキュメントに「お客様の声はレビューとして扱うことができる」と明記していた。しかし、その数ヶ月後にガイドラインを変更し、お客様の声をレビューとして扱うことは同社のガイドラインに違反し、ランキングに悪影響が及ぶ可能性があるとスタンスを翻した経緯がある。企業が自由に選択(あるいはねつ造も)可能なお客様の声をレビューとして取り扱うことを許容すると、検索会社が目指す「総合的かつ中立で、信頼に足る情報をユーザーに提供する」(Google, 2011)という目的を果たせなくなることが理由だ。

Google Webmaster Help に寄せられた質問に対し、同社の John Mueller氏はあらためて「お客様の声はレビューではなく、リッチスニペットのマークアップを削除する」ことを薦めている。

In addition to Grace's comprehensive reply, I'd just like to add that testimonials are not reviews, and that it generally doesn't make sense to use reviews like this for a company's website. My recommendation would be to remove that markup.[John Mueller, Webmaster Trend Analyst, Google, Error not clear, December 28, 2014]

cf. 米Google、リッチスニペットスパムへの対処を開始


レビューのスニペットは、特定商品やサービスに適用するもの

レビューのリッチスニペットは、特定の商品やサービスに対するレビューや評価を構造化データにするものだが、関係ない情報を扱っているものも少なくない。例えば日本の某大手ブログメディアが、記事に対する投票数にレビューのリッチスニペットを適用し、検索結果にその情報が表示されていたことがある(2014年3月時点)。間違いに気がついたのか同12月時点で itemreviewed 等のコードそのものが全て削除されているが、日米問わずこうした投票数相当のものにマークアップを適用しているケースはよく見かけるが、正しい使い方ではない。ユーザーが検索結果でレビュー情報を見た時は、そのリンク先にはクチコミが書いてあることが期待されるし、Google はそういう検索体験を提供したいと考えている。


第三者サイトに掲載されたクチコミ利用はガイドライン違反/スパム判定も

サードパーティーのWebサイトに投稿されたクチコミを自サイトに掲載して構造化データとして埋め込むのもガイドライン違反と判断される。例えば、飲食店であれば食べログやぐるなびなどの飲食店クチコミサイトに投稿されたユーザーのレビューを引用する形で自分の(公式)サイトに掲載し、それをリッチスニペットとして扱うのはガイドラインに反するし、スパムと判定されることもある。同社 Pierre Far氏(Webmaster Trend Analyst)によると、レビューのリッチスニペットを記述出来るレビューは、そのサイトに直接投稿されたオリジナルのものに限定されるとのことだ(SMX East, 2013)。


カテゴリ単位でクチコミや評価点を合算するのもNG

繰り返しになるが、レビューのリッチスニペットは個別の商品やサービス単位で適用するものだ。したがって、その単位以外でクチコミやレーティングを集約・合算して検索結果に情報を表示させることもガイドライン違反となる。

例えばネットショップが、ある商品カテゴリに属する全商品の評価点数を合算して、その平均点をカテゴリページにマークアップしていることがあるが、スパムと判断されるとのことだ。Pierre Far氏は、レビューのリッチスニペットはあくまで主コンテンツの1つとしてクチコミを持つページに対して適用するものであり、単に商品やサービスの一覧を表示するカテゴリページにその構造化データを適用することはユーザーが期待するものと異なる情報を提示することになると、ガイドライン違反と判断する背景を説明している(SMX East, 2013)。

リッチ スニペット - レビュー
https://support.google.com/webmasters/answer/146645?hl=ja

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