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長~く使える極上のPCケース2014 第3回

長~く使える極上のPCケース2014【CORSAIR/SilverStone/Lian-Li編】

2014年12月31日 12時00分更新

文● 千駄木 和弘

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Lian-Li
PC-A51

●URL:http://www.lian-li.com/en/dt_portfolio/pc-a51/
●実売価格:2万1500円前後

背面吸気、前面排気の逆エアフローが特徴の「PC-A51」

 いきなりメタ発言で恐縮だが、本特集は編集部の狭い倉庫内で実際にPCケースを触りながら原稿を書いている。狭い倉庫でフルタワーケースの段ボールに囲まれていると「こんなに大きいケースじゃなくてもいいのでは?」という気持ちが芽生えてくる。

 実際、本特集でプッシュしているPCケースは冷却カスタマイズ命! みたいな明確で確固たる目的意識がある製品ばかりなので、フルタワーケースが多い。性能は素晴らしくてもデカイのはなぁ……でも低レベルな製品は嫌だしなぁ……、という読者の気持ちはすごくわかる。この原稿を書いている時点の筆者の気持ちが今まさにそれだ。

 そんな気分の中で触ったのが「PC-A51」だが、段ボールを持ち上げた瞬間にテンションは急上昇。いやもう軽いのなんのって! もちろん、ただ軽いだけでは本特集の趣旨から外れるのでピックアップはしない。コンパクトさを実現するための面白いアイデアが盛り込まれている。

独特の電源配置で
小型化&逆エアフロー化

ATXフォームファクターに対応するミドルタワーでありながら全高はわずか393mmしかない。わかりやすく言えばマザーボードの幅だけで全高に到達してしまう高さだ

背面から見ると電源を配置するスペースが見当たらない。実はケースの上下に電源を設置しないことで、全高を抑えているのだ。全高は低くても拡張スロットは7段を確保。さらに背面の120mmファンの取り付け方向も異なっており、ケース内部に風を取り込む吸気ファンとして動作する

フルアルミケースなのでとても軽量。表面処理はヘアライン仕上げで高級感がある。エアフローを確保するための吸気口はサイドパネルにはなく、前面パネルの側面に設けられている

電源は、3.5インチシャドウベイの下に設置する。電源の取り付けは冷却ファンが外側(前面)に向けて排気する向きに設置する。つまり、ケース内のエアフローは「背面から吸気して、前面に排気する」という逆エアフローとなる

上面はレバーで固定解除できるメッシュカバーを装着。広い開口部なのでPCの組み立て時にも開けておくと作業しやすい。ケース上面には140mm×2、または120mm×2の冷却ファンを増設できる

シャドウベイは専用のフレームやHDDケージを介さず、HDD固定アタッチメントを直接ケース内部に吊り下げる“Suspension Bay System(S.B.S)”を採用。HDDの固定向きも逆で、HDDを取り付けるとケーブル類はマザーボード裏側に抜ける。不要なシャドウベイを取り外してVGA設置のスペースも確保できる。シャドウベイ装着時は最長280mm、ベイ無し時は最長400mmまでの拡張カードを搭載可能だ

底面にも140mm、または120mmの冷却ファンを1基増設できる。ファン取り付け部が2ヵ所あるように見えるが、ケース前面部は電源ユニット用の吸気口だ

通常の背面ファンに相当する排気用ファンが、「PC-A51」の場合は前面パネルの裏にくる。前面ファンのサイズは140mmだ。水冷クーラー用のラジエーターを取り付ける場合もこの位置に設置する

前面パネルの裏側には電源ファンとケースファンが設置されているが、そのままストレートに風を通す排気口は開いていない。電源や冷却ファンの排気は前面パネル側面のスリットから排出される

アイデア満載でもひけらかさない
激シブのミドルケース

 ケースをコンパクトにするため電源の位置を変更し、それに合わせてエアフローの向きも逆転させた「PC-A51」。

 見た目がおとなしくて普通かなと思わせていたが、全高を低く抑えながらもケース内部は広々と使え、長いビデオカードやラジエーターも搭載できるというアイデア満載のミドルケースだ。

 ATXマザーを使いたいけどデカイのは嫌、派手すぎるのも苦手、そんなこだわりをもつ自作ユーザーにオススメだ。

 さて、長~く使える極上のPCケース全7製品をレビューしてきたが、これだ! という製品はあっただろうか? PCケースは、まさに“PCの顔”となるパーツなので、妥協せず納得のいく製品を選んでもらいたい。

【関連サイト】

【機材協力】

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