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災害時だけでなく大規模イベントなどでも上空を遊弋する姿が見られるかも

日本初、民間用広域警備巡回「セコム飛行船」開発

2014年12月24日 19時24分更新

文● 行正和義

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1/50の都市ジオラマの上に浮く1/3スケールの「セコム飛行船」

 セコムは12月24日、日本初の自律型無人飛行船「セコム飛行船」の試作機を開発したと発表した。2016年中の実用化に向けて研究開発を進めるという。

 同社が培ってきた画像認識技術やセンシング技術、飛行ロボット技術などを駆使して開発したという。全長15m、最大時速50㎞、航続時間2時間の飛行が可能で、高精細カメラ/熱画像カメラや集音マイク、サーチライトや指向性スピーカーを搭載する。

各種センサーを搭載し、上空からの広域警備巡回、災害時の状況把握、各種の混雑状況確認などを行う

 上空から地上を俯瞰し、迅速で的確な防犯・防災が期待できる。具体的には、災害時における被災地状況の確認に加え、警戒エリア上空を自律飛行して上空からの広域警備巡回を行い、人や車の混雑状況をリアルタイムで収集する。また、飛行船からの映像やデータを収集・解析し、確度の高い情報を提供する「セコムあんしん情報センター」と連携することでより迅速な状況把握が可能となるという。

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