キーボード付きで1kgを切る携帯性のよさ!
「HP Pavilion x2 10」
「HP Pavilion x2 10」に付属するキーボードは薄型で、本体との合体部分に蝶番がないのが特徴。合体した場合でも薄型、軽量に仕上がっている。
合体時の重量は930gと1kgを切っており、持ち歩く場合でもタブレットにカバーがついた程度の外見で、携帯する際にはメリットとなるだろう。
スペックは一般的なもので、10.1型液晶の解像度は1280×800ドット、CPUはAtom Z3745D、2GBメモリー、ストレージは32GBのeMMC。ワイヤレスがIEEE 802.11a/b/g/n対応で5GHz帯が使える。
タブレット側にフルサイズのUSB 3.0コネクターがあることもなかなか便利な点となる。充電はmicroUSB端子からだが、付属のUSB充電器は通常のものよりも高出力タイプとなっている。
キーボードと本体の結合はキーボードについたカバーが本体にマグネットで吸着する仕組み。この部分のカラーはグレーと明るいブルーの2タイプが選べる。ゆえに、本体とがっちり固定されるわけではないので、膝上など不安定な場所での使用は難しい。
さらに、タブレットの角度(立ち具合)はカバーを折り返して調整する仕様なので、自由な角度にする、という訳にはいかない。
キーボード自体の使い勝手はよく、タッチパッドも広いため操作感は悪くない(パッドを使うような操作は画面のタッチパネルを使ったほうが早いかもしれないが)。
キーボードが薄型であることと、キーボードを使うときは安定した場所が必要なこと、画面の角度が自由に調整できないこと、キーボード側に大容量HDD内蔵モデルがないことなどがTransBook T100TAやAspire Switch 10と比較して異なる部分となるが、これは使い方によって良し悪しが分かれるだろう。
大手家電量販での価格は、「Microsoft Office Home and Business 2013」付きで約6万円。キーボードが軽く、持ち運び時のスタイルが小さいこと、USB 3.0が本体にあるということなどにメリットを感じるなら“買い”だと思う。
HP Pavilion x2 10の主なスペック | |
---|---|
CPU | Atom Z3745D(1.33GHz) |
メモリー | 2GB |
メインストレージ | 32GB |
HDD(キーボード内蔵) | ―― |
ディスプレーサイズ | 10.1型 |
解像度 | 1280×800ドット |
インターフェース | microUSB、USB、microHDMI、microSDカードスロット、ヘッドフォン端子 |
カメラ | 126万画素(フロント) |
ワイヤレス | IEEE 802.11a/b/g/n Bluetooth 4.0 |
Office | ○(Home & Business 2013) |
本体サイズ(キーボード込み) | 幅264×奥行175×高さ15.5~18.4mm |
本体サイズ(タブレット単体) | 幅264×奥行170×高さ9.6mm |
重量(キーボード込み/抜き) | 約930g/600g |
バッテリー駆動時間 | 11時間45分 |
ベンチマーク結果 | |
---|---|
SystemScore | 4.1 |
MemoryScore | 5.5 |
CpuScore | 6.3 |
CPUSubAggScore | 6.1 |
VideoEncodeScore | 6.4 |
GraphicScore | 4.1 |
Dx9SubScore | 4.1 |
GamingScore | 4.2 |
DiskScore | 6.6 |
次ページへ続く、「デル Inspiron 11 2 in 1」
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