HDD内蔵キーボード&Office付きで4.5万円!
エイサー「Aspire Switch 10」
エイサーの「Aspire Switch 10」は、10.1型タブレットに着脱式のキーボードが付属したモデル。まさにTransBook T100TAと同コンセプトの製品だ。
エイサーといえば以前にキーボード着脱のWindowsタブレットを出しており、以前のスタイルを復活させたとも言えるかもしれない。
ラインナップは、「Micorosoft Office Home & Business 2013」と500GB HDDをキーボードドックに内蔵させた「Aspire Switch 10 SW5-012-F12D/SF」と、Officeなし、HDDなしの「Aspire Switch 10 SW5-012-F12P/S」の2モデルがある。
それ以外のスペックは同一で、どちらもキーボードドックが付属していることが特徴。Officeなしのモデルの価格は3万5000円程度、Office付きのモデルで4万5000円程度なので、ノートPCとして考えると買い得度は高い。
Aspire Switch 10の最大の特徴でもあるキーボードドックとの装着は、ロックなどはなく、力を入れて上からはめ込む方式。蝶番は左右にあるため、合体すればまさにノートPCとなる。
HDD内蔵キーボードドック装着時の総重量が1.2kgとなるため、タブレット単体の585gの倍だ。ただ、液晶側にすべてのパーツが集まる2-in-1の宿命として下半身となるキーボード側にも相応の重さがなければキーボード利用時のバランスが悪くなる。
そんな重量のあるキーボードドックのおかげで、ノートPCスタイルでの操作性は非常に良好。キー配列は見た目で2つのキーが一緒になっているなど少々特殊なところがあるが、位置関係はほぼ日本語キーボードなので、タッチタイプを続けていてもあまり気にならなかった。
Aspire Switch 10を選ぶ上で考慮したい特徴が充電方法だ。TransBook T100TAをはじめ、ほかのタブレットはmicroUSB端子から充電するが、Aspire Switch 10は専用のACアダプターを使う方式となっている。
18Wタイプなので決して大容量ではないのだが、2AのUSB充電よりは大きく、USB端子を占有しないので周辺機器の利用に影響を与えず利用できることがメリット。
反対に、microUSBに一般的な充電器を挿しても充電できないことは注意すべき。TransBook T100TAとの迷っている人は、CPUの動作クロックの違い、ストレージ容量以外にも、充電方式にも注目してほしい。
Aspire Switch 10(SW5-012-F12D/SF)の主なスペック | |
---|---|
CPU | Atom Z3735F(1.33GHz) |
メモリー | 2GB |
メインストレージ | 64GB |
HDD(キーボード内蔵) | 500GB |
ディスプレーサイズ | 10.1型 |
解像度 | 1280×800ドット |
インターフェース | microUSB、USB、microHDMI、microSDカードスロット、ヘッドフォン端子 |
カメラ | フロント |
ワイヤレス | IEEE 802.11b/g/n Bluetooth 4.0 |
Office | ○(Home & Business 2013) |
本体サイズ(キーボード込み) | 幅261.6×奥行き177.1×高さ20.2mm |
本体サイズ(タブレット単体) | 幅261.6×奥行き177.1×高さ8.9mm |
重量(キーボード込み/抜き) | 約1200g/585g |
バッテリー駆動時間 | 8時間 |
ベンチマーク結果 | |
---|---|
SystemScore | 4.1 |
MemoryScore | 5.5 |
CpuScore | 5.9 |
CPUSubAggScore | 5.8 |
VideoEncodeScore | 6.1 |
GraphicScore | 4.1 |
Dx9SubScore | 4.1 |
GamingScore | 4.1 |
DiskScore | 7.15 |
次ページへ続く、「HP Pavilion x2 10」
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