汚れの落ち具合はサンワサプライ
スイッチ部などには拭き跡が残らないエレコム
ここでの悩みどころは果たしてどっち? どのタイプを買えばいいの? という点だろう。
普段使いも含めつつ、両モデルを比較したが、肝心の汚れの落ち具合はサンワサプライの「CD-WT6」シリーズのほうがいい感じだった。
デスクまわり用のためかエレコムよりも湿っており、丸1年拭き掃除していない壁で試すと、違いがそれなりにあった。また、エレコムよりも軽い力で拭き取れたので、しつこい汚れ(ヤニ)が付着している場合は、サンワサプライが良いだろう。
ただ、PCケースやデジカメ、タブレットなどのプラスチップ部に使うと、エレコムより多く水の跡が残るのが気になった。もちろん、乾燥後に拭き跡が残るようなことはなかったが、スイッチ部などの拭き取りにはエレコムの「WC-JU」シリーズを使うのがベストかも。
あと、ともに独特なニオイがあるので苦手な人は要注意だ。若干、サンワサプライのほうがきつく感じ、はじめて封を切ったときは正直「これはダメかもと」感じたが、1枚ずつ出して使う分には、そこまで感じないかも。慣れもあるが……
最後は普段使いに影響するボトルタイプと、ポケットティッシュのように入っているタイプのどちらが良いかだが、これはどちらでもオッケーといえる。
ボトルタイプは詰め替え用があるのでエコではある。なお、ポケットティッシュタイプも取り出し口がシールになっているので、後日使うことが可能だ。
なお、同じボトルタイプでもエレコムとサンワサプライで使い勝手が微妙に違っていた。筆者は日常的にエレコムのボトルタイプを愛用しているのだが、今回サンワサプライを使って、次買うならサンワサプライのボトルかな~と思ってしまった。
そんな心移りの原因となったのが、ウェットティッシュの取り出し具合。エレコムはティッシュの詰め方や湿り具合が原因なのか、引っ張り出すときに途中で切れたり、次のティッシュが取り出し口からかなり出てしまったりと微妙に使い勝手が悪いのだが、サンワサプライはそれがなかった。
とくにティッシュの出方は結構重要で、出過ぎると蓋が閉めきれず、後日使おうと思ったときに、ティッシュが乾燥していたなんてことも。
もちろん、エレコムが毎回出過ぎるというわけではないが、サンワサプライは今回30枚くらい取り出したが、ほぼ同じ感じに次のティッシュが出てきた。
なお、筆者はボトルとティッシュタイプの両方を愛用しているが、無駄にするのが嫌なので、ともにジップロックに入れて乾燥を防いでいる。
液晶用も忘れずに購入
液晶用のウェットティッシュも常備したいクリーニンググッズ。PC自作ユーザーなら1枚で大型液晶を余裕で拭ける厚手大判タイプがオススメ。ただ、ノートPCやスマホなどにも使う場合は、厚手大判タイプは大き過ぎるので、ボトルタイプが良いだろう。
エレコム製品 実売価格 | |
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WC-DP50N3(ボトルタイプ 50枚入り) | 380円前後 |
WC-DP80N3(ボトルタイプ 80枚入り) | 550円前後 |
WC-DP110LN3(ボトルタイプ 110枚入り) | 800円前後 |
WC-DP15PN3(ポケットティッシュタイプ 15枚入り) | 200円前後 |
WC-DP20LP3(厚手大判タイプ 20枚入り) | 550円前後 |
サンワサプライ製品 実売価格 | |
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CD-WT4KS(ボトルタイプ 50枚入り) | 550円前後 |
CD-WT4K(ボトルタイプ 80枚入り) | 700円前後 |
CD-WT4KL(ボトルタイプ 150枚入り) | 1100円前後 |
CD-WT4P30(ポケットティッシュタイプ 15枚入り×2) | 350円前後 |
CD-WT4H20(厚手大判タイプ 20枚入り) | 550円前後 |
→次のページヘ続く (USB端子と光学ドライブを掃除)
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