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飯田橋クラウドクラブ(略称:イイクラ) 第4回

マイクロソフトのオープンソースへのコミットはけっこう古い

デプロイ王子、マイクロソフトとオープンソースとの関係を語るの巻

2014年12月26日 06時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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クラウド界隈の人たちをゲストに迎え、お酒を呑ませてフリートークを炸裂させようという「飯田橋クラウドクラブ(略称:イイクラ)」。AWSの次はMicrosoft Azure!デプロイ王子とパクえ先生をゲストに迎え、マイクロソフトのクラウド戦略について語り尽くす。

今回の会場は飯田橋の誇る安ウマタイ料理屋の「ロッディー」!シンハービールを片手にバリバリ語るよー

今回の登場人物

 

デプロイ王子:アイレット株式会社 cloudpack事業部 シニアソリューション アーキテクト廣瀬一海。デプロイ王子としておなじみのMicrosoft Azureの第一人者。MVP(Microsoft Most Valuable Professional)受賞者だが、AWSのサービスにも詳しい。






 

パクえ先生:co-meeting取締役 External facing CTO 吉田雄哉……というか、パクえ先生。パブリッククラウドエバンジェリストとして、国内外のクラウドベンダーのサービスや動向について日々多くのセミナーや講演会に登壇している。





 

MB得上:マイニングブラウニー代表取締役 得上竜一。Webクローリングや機械学習に詳しい一匹狼。JAWS-UG代表だったのにクラウド界隈をかき回す厄介な人として、TECH.ASCII.jpでもおなじみ。最近は機械学習(ML)分野でMicrosoft Azureにご執心。




TECH大谷:TECH.ASCII.jpの担当記者 大谷イビサ。今回連載のホスト・執筆者。お酒で舌をなめらかにして、Microsoft Azureの話を聞こうとしている。なんとカメラを自宅に忘れ、使い慣れない編集部の一眼を使ったら、写真がトホホになってしまいました。


マイクロソフト大嫌いだった王子がなぜAzureに?

TECH大谷:まず、そもそもの話なんですけど、廣瀬さんがマイクロソフトに関わるようになったきっかけから聞きましょうか。Azureの勉強会にも、re:Inventにもいるし、知らない人からすると、かなり謎なので。

デプロイ王子:はい。私はマイクロソフト系の人と見られがちですけど、もともとBSD使い、vi使いのLinuxオリエンテッド。だから、もともとマイクロソフトは大嫌いでした。

パクえ先生:好きなOS、Debianだしね。

デプロイ王子:うん、DebianはVersion 2.0(hamm)位から愛用しています。確かに昔はLinuxとか、オープンソースは侵略者だって意識があって、マイクロソフトもオープンソースに対してアンチでした。

MB得上:「Linuxはガンだ」とまで言っていましたもんね。

デプロイ王子:でも、正直マイクロソフトの人たちは、企業が大きすぎて、あの頃の業界動向や空気みたいなものがわかってなかったのだろうと思う。いまだに「外の世界のことを教えてくれ」と言われます。

MB得上:私もアメリカからオープンソースのこと教えてくれって来ましたよ。で、ひとくさり話して、Xboxもらって帰ると。

一同:(笑)

TECH大谷:ということは、なにか経緯があったのですね。

デプロイ王子:はい。たまたまIISとApacheのセキュリティホールの件数の記事を読んだのをきっかけに、オープンソースも動くと言い出したIISを使ってみると、確かにPHPでも、Rubyでもひととおり動いちゃう。

TECH大谷:そこでWindows Azure(当時)にはまったと。

デプロイ王子:当時、PHPやPerl、RubyなどのインタプリタをいかにうまくAzureへインストールするかに凝っていて、パッケージだと重くなるから、起動時にダウンロードしてインストールするというプログラムを作っていました。そのとき、Azureの中に起動前にコマンドプロンプトでバッチファイルを実行できるという機能があった。この機能が管理者権限への昇格までOKになった段階で、これってぶっちゃけなんでもOKってこと?ということで、面白くてドハマリした。それが高じて2008年頃から、Windowsにオープンソースのソフトを入れまくる「Install Maniax」というイベントに参加していたのです。

2009年のINSTALL MANIACSの告知サイト

パクえ先生:あれって時間制約があるのですよ。その時間制約がある中で、いかにバッチだけでセットアップOKな状態に持っていくか、この界隈でアホみたいにやっている人たちがいて、王子もその1人。端から見ると、どう見ても、異常な風景(笑)。

MB得上:2008年というと、マイクロソフトがオープンソースへのコミットを言い始めた時期ですね。確か優勝した時は自前、Telnetとか作っていたよね(笑)。

デプロイ王子:2011年(第5回)で優勝した時には、自前TelnetでAzureにログインして、viで編集するとか、自前FTPでファイルアップロード開始するとかやっていました。

TECH大谷:さすがマニアックス(笑)。

(次ページ、2008年あたりから変わってきたオープンソースへの取り組み)


 

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