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SIパートナーと共にAWSの最新機能を活用したシステム構成を実装検証

SAP、AWS+SAPソリューションの先進的構成を検証

2014年12月24日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 SAPジャパンは12月19日、Amazon Web Services(AWS)クラウド上で各種SAPソリューションを稼働させる場合のシステム構成に関する実装検証プロジェクトを開始した。AWSの先進的な機能を活用する構成について、SIパートナーと共に検証を行う。

 SAPでは、すでに「SAP Business Suite(SAP ERP)」をはじめ「SAP HANA」「SAP BusinessObjects」「SAP Sybase」など、多くのソリューションがAWS上で稼働することを認定している。そのため、SAPソリューションをクラウド上で稼働させる顧客の多くが、AWSを採用している。

 しかしその一方で、AWSでは継続的にサービス/機能が追加されており、そうした最新サービス/機能を利用してSAP環境を構築する場合には、顧客自身で実装前の検証を行う必要があった。

 今回、SAPジャパンがパートナーとのエコシステムによって共同イノベーション支援を行う「SAP Co-Innovation Lab Tokyo(COIL)」に基づき、クラウドシステム構成の実装検証を行うプロジェクト「SAP COIL PoC Project powered by AWS」を開始した。第一弾の実装検証は、次の5つの構成シナリオについて実施される。

  • SAP Business ObjectsとRedshift連携(担当パートナー:TIS)
  • SAP on Sybase ASEマイグレーション(担当パートナー:クニエ)
  • SAP HANA Scale out/in & Backup Recovery(担当パートナー:三井情報)
  • SAP Business Suite powered by SAP HANA High Availability with CLUSTERPRO(担当パートナー:NEC)
  • オープンデータプラットフォーム with SAP HANA(担当パートナー:jig.jp)

 同プロジェクトの検証で得られた情報は、顧客やパートナーに対し広く公開される。第一弾検証の結果は、2015年1月30日にSAPジャパンが開催する「SAP COIL PoC Project powered by AWSセミナー」で公開される予定。

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